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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2022.07.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日は、
でも、幼い子どもの成長に必要なのは「生物学的なお母さん」ではなく、「人生の先輩としてのお母さん」であり、「生活を共にする仲間としてのお母さん」なんです。

と書きましたが、実際には多くのお母さんが、教師や、調教師や、飼育者や、支配者のように子どもと関わっています。
それは、「自分」と「子ども」を対等な存在として認めていないからです。

だから、自分の言葉を押しつけるばかりで「子どもの言葉」に耳を傾けません。
「ちゃんと言うことを聞くかどうか」には興味があっても、子どもの悲しみや苦しみには興味がありません。ですから、子どもの表情や、声や、姿勢の変化に気付きません。

「困ったことをしていないかどうか」は見張っていても、「子どもの行動」自体には興味がありません。ですから、子どもが道ばたにしゃがみ込んで何かを見ていても、その「見ているもの」には目を向けず、「ちゃんと歩かない」ということの方にばかり目を向けます。

「お母さんの頭の中の期待通り」に育っているかどうかには関心があっても、きちんと子どもの成長を見守り、たとえそれが小さな成長であっても、その成長を子どもと一緒に喜ぶということもしません。

「子どもの気持ち」よりも、「幼稚園や学校の先生の言葉」を大切にします。
親としての自分の気持ちよりも、周囲の人の目の方を大切にします。



そして、我が子を「学校や周囲の人に褒められる子」に育てようとしています。そこまでは望まなくても、せめて「非難されない子」に育てようとしているお母さんはいっぱいいます。

政治家もまた、「子どもの気持ち」や「子どもの成長」なんか考えていません。子どもには選挙権がないからです。

だから「子どもが幸せになるような政策」ではなく、お金を配って「お母さんが経済的に楽になるような政策」や、子どもの成長に対する基本的な無知をさらけ出すような政策ばかりを実行しています。

子ども一人一人にタブレットを渡すようなことをすれば必然的に人と人との直接的な関わり合いは減ります。
マスクを強要すればコミュニケーション能力の育ちが阻害されます。
触れ合い遊びを禁止すれば、仲間作りが困難になります。
子どもたちから実際に体験する機会を奪い、知識で結果ばかり教えるような授業をしていたら、子どもの知的好奇心は萎えます。

こういうことは、今はそれほど大きな問題にはなっていませんが、子どもの成長に悪い影響を与えることなので、子どもの未来、日本の未来において大きな問題として表れてくるでしょう。
子どもが一生苦しむ原因ににもなってしまうでしょう。

現代社会の競争原理に基づく簡単で便利な生活は、大人達から「自分たちも昔は子どもだった」という記憶を消してしまったようです。

皆さんもどうか「自分も昔は子どもだった」ということを思いだして下さい。そして、自分の心の中に残っている子どもの頃の気持ちに耳を傾けて下さい。



そして、目の前の我が子の言葉にも耳を傾け、我が子の表情や、声や、姿勢にも意識を向けてみて下さい。

何十年か前の自分が目の前にいますよ。





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Last updated  2022.07.21 09:22:15
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