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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2023.01.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
人の心は「物語」で出来ています。

人が自分が生まれてきた意味、生きている意味を知りたがるのも、人の心が物語で出来ているからです。
人間は「意味」を知りたがる唯一の動物ですが、「意味」というものは「物語の流れ」の中でしか意味を持たないのです。

お正月に神社に行って拝むのも、そこの何らかの「意味」を感じるからです。「みんながやっているから」というのも立派な「意味」です。

神様を信じる人は「神様が存在する物語」を生きているのです。神様を信じない人は、「神様が存在しない物語を生きているのです。それだけの違いです。
科学を信じている人は「科学が創り出した物語」を信じているのです。

愛、勇気、希望、不安というような言葉や感情は物語の流れの中で生まれてきます。
「人を殺すのは悪いことだ」「牛やブタは人間に食べられるために生きている」というのは社会が創り出した物語です。

子育てをする動物はいっぱいいますが、子育てに何らかの意味を見いだそうとするのは人間だけです。


そして、子どもはその成長の過程で出会う人の物語の影響も受けます。

子どもは「お母さんの物語」と「お父さんの物語」が交差するところで生まれます。そして、「お母さんの物語」と「お父さんの物語」を土台にして、そこに自分固有の要素を加えて「自分の物語」に目覚め始めます。

洗脳すると言うことは、その人がそれまで生きてきた物語の筋を強制的に変えてしまうことです。物語の筋が変わると、その人がそれまで持っていた物事の意味も全て書き換わります。

また気質の違いも、その物語の形成に大きな影響を与えています。
気質の違いがその人の人生を「冒険もの」にしたり、「恋愛もの」にしたり、「ファンタジーもの」にしたりするのです。

そして、生きている物語が異なっていると、会話も通じなくなります。
「木を大切にしよう」というような簡単な話しですら、会話が通じません。

同じように「木は大切だ」と言う人でも、「木は大切だ、だから木を切ったらその分苗木を植えなければいけない」と言う人と、「木は天と地、そして様々な生き物たちのつながりを支えているものだから出来るだけ切らない方がいい」と考える人とでは話が通じないのです。

そんな時、幼い時から「他の人との肯定的な出会い」の多かった子は、その人の物語の良いところも取り込もうとします。そうやって、「自分の物語」を豊かにしていくことが出来るのです。
また、「自分の物語」の展開にも多様な選択肢を得ることが出来ます。

でも、他の人との出会いが少なかったり、否定的な出会いばかりが多いような子は、「否定的で貧弱な物語」しか育てることが出来なくなります。「こんな人生は嫌だな」と思っても、その物語を書き換えることが出来ないのです。



そういう人は、自分の頭で考えようとしません。自分の感覚で感じることも、自分の意思で判断し行動することもありません。





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Last updated  2023.01.02 08:54:47
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