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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2023.01.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
赤ちゃんは自分勝手です。人の迷惑なんか気にしません。いくら言ってもいうことを聞かないし、汚いものにも触れ(時には自分のうんちでも遊びます)、危ないことも平気でやります。

オシッコうんちは垂れ流しで、お腹がすいたら泣き、寂しくても泣き、からだの調子が悪くても泣きます。

大人がやらせたいことはやらないのに、自分がやりたいことはいくら禁止してもやってしまいます。

でもみんな「赤ちゃんってそういうもんだ」と納得していたり、時々見せてくれる笑顔や、天使のような可愛さがあるから耐えられますが、そのまま大きくなってしまったら間違いなく「障害を持った子」として扱われてしまうでしょう。

人は皆、障害を持った子と同じような状態から自分の人生を始めるのです。(死ぬ時もですけど・・・)
本来、人はみんな障害児なんです。そしてそれが、動物としては未熟な状態で産まれてくる人類の特徴でもあるのです。

そのような時期の子どもたちはみんな「自分だけの世界」に生きています。「他者と共有するもの」も持っていません。

言葉も分からなければ、お母さんの気持ちも、やっていいことといけないことの区別も分かりません。

そんな赤ちゃんが最初に学ぶのは「笑う」ということです。

だから、周囲に人がいなくても笑うのです。もしかしたら天使を見て笑っているのかも知れませんが・・・。

でもそれを「笑い」と勘違いした大人達が「あー、わらった、わらった!」と喜び、赤ちゃんに「笑い返し」をします。その繰り返しで赤ちゃんは、「笑う」という感情表現を学ぶらしいのです。

周囲の人が笑い返しをする事で、赤ちゃんは「笑顔」を他の人と共有出来るようになるのです。そしてこれが、赤ちゃんが社会(自分以外の人)とつながる第一歩です。

「じゃあ、大人が笑い返さなかったらどうなるんだろう」ということを、昔、実験した人がいるらしいのです。その人は、赤ちゃんが笑っても笑い返さなかったそうです。すると次第に赤ちゃんは笑わなくなってしまったそうです。

もともと、反射としての「新生児微笑」は大体二ヶ月程度で消えてしまうそうです。
でも、それまでにお母さんや周囲の大人によって「笑う」ということを共有してもらえた子は、その時期を過ぎても、楽しい時の感情表現として笑うようになるのです。
でも、笑い返してもらえない子は、その移行が出来ないようなんです。

これは「泣く」ということでも同じだと思います。
赤ちゃんは不快なことがあると泣きます。するとお母さんがすぐに対応してくれます。その繰り返しで赤ちゃんは「泣く」ということでお母さんに「自分の心やからだの状態を伝える」という方法を学ぶのです。
コミュニケーションの始まりです。

でも、赤ちゃんが泣くとすぐに対応しようとするお母さんに対して、「放っておけば泣かなくなると」とアドバイスする人もいます。



そして、「お母さんと共有するもの」を育てることが出来なかった子は、他の子とも共有するものを育てることが難しくなってしまうでしょう。

社会性を身につけるのも困難になるでしょう。

ちなみに、私が見ている範囲でですが、発達障害と言われている子はあまり笑いません。
笑ったとしても周囲の人も楽しくなるような笑い方はしません。

痛い時には泣きますが、悲しい時などの感情表現としては泣きません。


周囲には大勢の人がいるのに、周囲の人とつながることが出来ずにたった一人で生きているからなのでしょう。





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Last updated  2023.01.19 08:33:29
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