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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2023.12.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日は「昔の自分に戻ってみる」とか「自分の子どもの気持ちになってみる」などと言うことを書きましたが、多重的な視点で自分や世界を見ることで、自分や世界の見え方が変わってくるのです。

ネイティブ・アメリカンの人は(全部の部族で、ということはないかも知れませんけど)、「鳥や獣の精霊になって人間に言葉を伝える」ということもやっていたみたいです。

昔読んだ事なので記憶は曖昧ですが、車座になって、杖みたいなものを回します。そして、「空を飛ぶものの代表として来た」とか、「地を走るものの代表として来た」というように、「人間以外のもの達の声を代弁する者」として仲間達に言葉を伝えるのです。

それは、ネイティブ・アメリカンの人たちが、自分たちを支えている自然の働きと対立した生き方をしないようにする知恵だったのでしょう。
現代社会がこんなにも自然と対立し、自然を破壊してしまっているのは、「森の声」「鳥の声」「虫の声」「獣の声」「命の声」「からだの声」「子どもの声」に耳を傾けてこなかったからです。

人間は、「自然の声」を無視し、自然を「資源」として搾取することで一時は繁栄を謳歌することが出来たのですが、その繁栄を支えている自然が崩れ始めたので、その繁栄にも陰りが出始めています。

「自分だけ良ければいい」、「今だけよければいい」という考え方は、「悩みや苦しみの先送り」をしているようなものなんです。
でも、先送りをしているだけですから、しばらくすると雪だるま式に増えた状態で戻って来てしまうのです。
その時は、「おまけ」がついて、自分がため込んだ以上の量で戻ってきます。



今、苦しいのは「今」であっても、その悩みや苦しみの原因は、「今」ではなく「過去」にあるのです。だから、「今」に囚われた意識のままでは解決できないのです。
また、「今」だけに囚われたその場限りの対処法では、さらに未来に大きな問題を残してしまうのです。

100年後、200年後の未来人の気持ちになって、現代人に言いたいことを考える。
1万年前、10万年前の古代人の気持ちになって、現代人に言いたいことを考える。
子どもの気持ちになって、大人に言いたいことを考える。

こういう遊びをしていると、視野や意識が広がり、「今」「ここ」に囚われなくなるのです。そして、どうしたらいいのかが見えてくるのです。

遊びの感覚で構わないのですから、鳥や、魚や、山や川や海になって人間に言いたいことを考えてみませんか。

お子さんと一緒に「もしも、もしもだよ」という形で遊ぶことも出来ます。楽しいですよ。

ちなみに、「言葉で聞くお話し」でも、そういう体験が出来ます。それが「言葉の力」です。
でも、テレビなどの「映像で見るお話し」ではそういう体験は出来ません。





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Last updated  2023.12.07 07:00:09
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