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森の声@ Re[1]:「子どもがお母さんの言うことを聞かないのは当たり前です」(06/27) M.T.さんへ >大人も子どもも「私はこう…

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森の声

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2024.06.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日、車を運転しながらニュースを聞いていたら「すすきの」での猟奇的な事件の裁判のことが流れていました。

そこで語られていたのは「歪んだ家族関係」と、犯行を起こした当事者の娘「田村瑠奈」の異常な支配欲です。

YAHOOニュースの記事 によると、その「田村瑠奈」は以下のように育てられたそうです。
そもそも幼少期から両親は一人娘である瑠奈被告に対し、一切叱ることもなく溺愛し、成人してもすべて娘の言いなりとなっていた。

でも、このような「溺愛する子育て」をしている人はいっぱいいますよね。「お母さんに命令し、王様や王女様のように振る舞っている子ども」も時々見かけます。でもそういう子に限って、お母さんがいない時にはビクビクしています。

ニュースでは「田村瑠奈」の異常性ばかりが語られていましたが、でも私は、その異常性の中に「田村瑠奈の子どもの頃の寂しさ」を強く感じてしまいました。
子どものルナちゃんは、寂しくて、寂しくて、どうしようもなかったのではないかと思ったのです。

でも、お父さんもお母さんもその寂しさが分からなかったのでしょうね。「子どもの要求に従い、子どもの好きにさせていれば子どもも喜び、子どものためにもなる」と思い込んでいたのでしょうか。

でも、そのような子育てをしているお母さんやお父さんは、子どもの目には「自分」というものを持たない「カオナシ」という妖怪と同じです。人格を持たない「子どもの言いなりになるナニーロボット」と同じと言ってもいいかも知れません。

確かに子どもは、自分の欲望や要求が満たされれば一時的には喜びます。それを見た親は、子どもが荒れた時はまた子どもの欲望や要求を満たしてあげることで子どもの気持ちを静めようとします。でもそれは「本当に子どもが求めているもの」ではないのです。
子どもが本当に求めているのは「お母さんやお父さんとの心が通った関わり合い」なんです。


買って欲しいと言って買ってもらったものでも平気で捨てたりもします。

また、そのような子育てを受けていると、子どもは「心の成長に必要なもの」を得ることが出来なくなってしまので「心の成長」が止まってしまいます。幼い子どもの心のまま体だけが大きくなってしまうのです。

子どもが本当に欲しいのは「物」でも「従属」でもないのです。ゲームなどでもありません。
本当に欲しいものが満たされないから、その「代わり」を求めているのです。でも、「代わり」では心が満たされません。だから、どんどん欲望や要求がエスカレートしていってしまうのです。

そして、子どもの頃には家族内で収まっていた「欲求不満による問題行動」は、子どもの成長と共に社会的な犯罪行為へと移行して行きます。
万引きやイジメという形で表れる子もいます。
SNSなどで「イイネ」をもらうために過激なことをしてしまう子もいます。
自己肯定感が低くなり、自傷という形で自分に向けてしまう子もいます。

「悪人」として産まれる子はこの世に一人もいないのです。親や周囲の人にちゃんと受け止めてもらえないから、他の人を困らせて喜ぶ悪人に育ってしまうのです。

そんな子どもの要求は本当にシンプルです。難しいことなんか何にもありません。
一緒にいてくれる。
一緒に笑ってくれる。
手をつないで歩いてくれる。

ちゃんと目を見て、顔を見て話してくれる。
色々なことを教えてくれる。
話を聞いてくれる。
待ってくれる。
一緒にいる時間を楽しんでくれる。

間違ったことや危ないことをした時にはちゃんと叱ってくれる。

お母さんの身勝手を押しつけるような叱り方は子どもも嫌いですが、子どもの安全や成長を守るために叱るのなら、その時は泣いたり暴れたりしてもそのことでお母さんを嫌いになることはないのです。むしろ信頼するようになるのです。

いつもでなくてもいういのです。こういうことの大切さを知って、可能な範囲でこういうことを心がけていれば、子どもは心が満たされて自立できるように育って行くのです。





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Last updated  2024.06.06 08:11:40
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