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すべて、お楽しみさ… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2025.11.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
これは11/10のブログです。楽天の不具合で昨日アップできなかったので。
noteの方にも同じ記事をアップしています。
https://note.com/morinokoe/n/n0760c4ee65c2
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日本では、子育てでも教育でも、あまり子どもに意見を求めません。対話も少ないです。積極的に自分を表現するような活動もやらせないし、そういうことが出来るような場もあまりありません。

絵を描いたり、歌を歌ったり、踊りを踊ったりするような活動はありますが、そのような場ですら「みんな一緒、みんな同じ」を求められます。自分らしく感じ、自分らしく考え、自分らしく表現し、自分らしく行動することはあまり肯定されません。

また、子どもも大人も、「みんな一緒、みんな同じ」という状況なら、絵を描いたり、歌を歌ったり、踊りを踊ったりするような活動にも参加しますが、「自分らしさ」を前面に出さなければならないような活動は避けようとします。

私のワークなどでも「次回は絵を描きます」とか、「次回は自己表現をやります」などと言うと、「えー」と言ったり、参加しない人も多いです。

私は30才の頃、絵の勉強をするためにスペインのマドリッドにある美術研究所に通っていたのですが、そこにはスペイン人の他に日本人も多くいて、みんな頑張っていました。面白かったのは、デッサンが終わった後みんなで集まって自主的に講評会をするのですが、日本人は「どこが良くないのか」という欠点を指摘するように求める人が多かったのに対して、スペイン人の子たちは「どうだすごいだろ、今日はよく描けたんだ」とみんなに見せる子が多かったことです。

日本人にとっては「自分らしさを表現すること」よりも、「どれだけ正解に近づけるか」ということの方が大切なんでしょう。これは絵を描くときも、歌を歌うときも、踊りを踊る時も同じような気がします。



そのため、「どうしてそう思うのですか」と聞き返しても答えることが出来ません。「だって、みんなそう思っているでしょう」というような反応しか返ってこないのです。

どうして勉強するのですか?どうして学校に行くのですか?どうしてワクチンを打つのですか?どうして自分の意見を言わないのですか?

と聞いても、ちゃんと「自分の感覚で感じ、自分の体験で学んだことを元にして自分の頭で考えた自分の考え」を言える人は少ないのです。

そのような人に、「どうしてそう思うのですか?」「どうしてそう考えたのですか?」と聞き返すと、答えに窮してしまうのです。

でも、たった一回きりの自分の人生を自分らしく生きたいと願うのならば、「自分の心と感覚で感じ、自分の体験を通して自分の頭で考え学んだこと」を大切に生きるしかないのです。死ぬ時になって「自分の人生空っぽだった」と気付いても手遅れなんです。

「後悔しない生き方」をしたいのなら、「自分を表現すること」から逃げてはいけないのです。





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Last updated  2025.11.11 04:48:36
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