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すべて、お楽しみさ… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2025.11.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私たちは、体に備わった「目の働き」でものを見ていると思っています。でも、実は「目」は外部の情報を提供しているだけで、その情報を認識して、その「もの」を見ているのは「心」の方なんです。その「心」には「頭の働き」と「からだの働き」と「感覚の働き」が含まれています。

「心の目で見る」などというと、なにか武道の達人の言葉のように感じますが、実は私たちはみんな「心の目」で「もの」を見ているのです。というか、人間は「肉体に備わった目」だけでは「もの」を見ることが出来ないのです。

「本」を見て「本」と認識するためには目の働き以外の働きが必要だからです。また、「肉体の目」では美醜を見ることが出来ません。「かわいいもの」も見ることが出来ません。まただから、同じものを見ているはずなのに、あとから、その「もの」について聞くと、みんな異なった記憶を語るのです。

道の脇に一本の大きな木があったとします。道を歩いていれば必ず目に入るような大きな木です。でも、そんなにも大きな木であっても、「木」に関心のない人には「木」が見えないものです。網膜には映っていても、心の働きがそれを「木」として認識しないからです。そして「木」として認識しなければ「木」は見えないのです。

「木」を見ても「あ、木か」とそれだけで終わってしまう人もいます。でも、その大きさに驚く人や、花や葉っぱの色や姿に面白を感じる人や、木漏れ日の美しさに気付く人や、木の種類に気付く人もいます。「空」はいつも頭の上に広がっています。でも、その「いつも見えているはずの空」をちゃんと見ることが出来ている人は少ないのではないでしょうか。

人は皆「同じもの」を見ても、「同じように」は見えていないのです。人は皆、「自分の心とからだの状態」に合わせて、「自分が見たいもの」だけを見ているのです。「空」に関心がない人は、いつも網膜に映っているはずの雲を認識できないのです。

嘘だと思ったら実験してみて下さい。お買い物や散歩の時に、「空」「色」「形」「花」「お店」などとテーマを決めて歩いてみて下さい。テーマを決めたとたんに、今まで気づかなかった「それ」が見えるようになりますから。

今日は「色探しをしてみよう」という気持ちで外を歩くと、普段気付かない色が見えるようになり、「私たちのまわりはこんなにも多くの色があるのか」ということに気付きます。

「子どもの笑顔」に意識を向けていると「子どもの笑顔」が見えるようになります。子どもが「ちゃんと勉強しているか」「ちゃんと片付けているか」ということばかり気にしている人には、「子どもがやっていること」「やっていないこと」は見えても「子ども」そのものが見えません。どんな表情で、どんな姿勢なのかも見えません。



でもそのためには、大人がまず「心の目」を育てる必要がありますけどね。皆さんはお子さんの表情や、姿勢や、声の状態に気づいていますか。





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Last updated  2025.11.17 08:28:58
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