喧噪に満ちた一日の終わり 琥珀の雫が こわばった心を穿つ

2015/07/31
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カテゴリ: 酔人の独白
 安全保障法制をめぐる反対勢力の気勢が上がっているようだ…若しくは、その様に演出されている。

 そんな反対勢力が言い立てる百害あって一利なしほぼ100%の流言(デマ)がある。集団的自衛権容認によって日本はアメリカの戦争に付き合わされ、地球の裏側まで出張っていくことになる。当然、今の自衛隊の人員では足りないので、徴兵制が即導入されるというものだ。

 いくつもの仮定の先に、何故かこの徴兵制度が断定されている。地球の裏側って日本の裏側、ブラジルなどの南米大陸であろうか?そこは今のところ平和そのものだ。まっ遊んでる暇はないか…。安保法制に反対する人達は極めてアバウトいい加減なのである。

 言いたい事は解ってる。イラクやアフガンなどの紛争地域の事であろうよ。ここで世界の警察官を自任するアメリカ軍の代役をさせられるんだとの論法である。尤もらしいが、この度の法制をざっと読んでいればわかるはずだ。しっかりと歯止めがかかっている。

 アメリカからのオーダーにはおいそれと応じられないのだ。何よりそんなに大きくなった日本軍をアメリカはみたくないだろう。なにせ、昨日の敵であった今日の友は、明日もお友達でいてくれる保障はないのだ。だからこそイラクで、はたまたアフガンで日本軍は消耗させられるのだってか?随分、右翼っぽいねっ!

 心配ご無用!そのための集団的自衛権あくまで 限定容認 なのである。自民党歴代政権は存外したたかなのである。安倍政権といえど集団的自衛権の限定容認の御旗をもって、のらりくらりとアメリカの要求をはぐらかすに違いない。

 いつあるか分からないお付き合い事態に較べ、尖閣列島の海は風雲急を告げている。アメリカの極東地域におけるプレゼンスが次第に低下する中、中国はその存在を強大化させて止まることをしない。要はアメリカを尖閣列島の海に連れてこられるかどうかなのだ。



 もう一度言う!アメリカが手助けしてくれる部分を日本自身がやらなければならなくなるのだ。集団的自衛権限定容認不成立なら徴兵制復活は必然の理である。

 青年諸君よ!ものごとの本質を見抜く眼力を養ってはもらえまいか。騙されてはならない。悪党というものは同じ仮面を被って再度登場することはない。何故なら誰にでもすぐばれるからだ。だが、尻尾は常に出している。

 民主党が衆議院で見せたパフォーマンス。民主党は長い時間をかけたにも拘わらず本論を避け続けたのだ。何故なら論議が本格化すればこの度の法制がいかに妥当なものか解ってしまうからだ。だから、何としても強行採決のかたちに持って行きたかったのだ。

 民主党の面々には日本の事とか、ましてや手段にすぎぬ若者の事などどうでも良いのである。それはテレビ撮影が終了した途端、彼らによって議場にうち捨てられたプラカードに象徴されている。ここではパフォーマンスは誤魔化しであり、嘘なのである。若いからと言って"子供手当"なみの"子供だまし"に乗ってはならない。





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Last updated  2015/08/02 10:46:41 PM
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