おちゃめな3姉妹

おちゃめな3姉妹

子育てで大切にしたいこと



<子育てで大切にしたいこと>
~園長先生のお話より~


    H15.11.8日、三女の通う保育園で園長先生の講演会がありました。
    短い時間でしたが、日頃大変お世話になっている園長先生の貴重なお話が
    聞けて、またひとつ長い子育てにおいて勉強させられました。
    忘れっぽい自分の為にもここに記録しておこうと思います。
    良かったら読んで下さいね♪

    ①現在の保育園の役割

     昔は乳児期の子供を人に預けるなんてとんでもない話で子供は自分で
     育てるのが当たり前でしたが、現在働く女性も増えたことで、
     0歳児から保育園に預かってもらえるようになった。
     子供が少なくなってきている為、保育園の役割も変化しつつあり、
     今は法改正により、保育園は通っている園児のみの保育園ではなく、
     子育て支援センターとして、全ての子供達の保育園になっている。

     その一つの試みとして、未就園児を対象に隔月で遊ぼう会等の
     会を開いて、保育園を地域の子供達に開放している。
     先日金沢の保育園の視察に行ってきましたが、
     そこは24時間体制の保育園でした。
     愛知も夜間保育など一部の園で始まってきていますが、
     近い将来この地域でも24時間保育園が出来るかもしれません。

    ②ライフサイクル精神医学から育児・教育を考える

     *乳幼児期は人格の基礎をつくるとき
      子供達がどんな人間になるかをほぼ決定するのが乳幼児期と
      いわれているそうです。

乳児期
      乳児期に人を信頼できると、子供は順調に育ちます。
      乳児期に甘えることが出来ると、子供は安心し、自己肯定感に
      つながります。
      この時期に一番大切な事は一言で言えば、子供の要求や、期待に
      出来るだけ応えてあげること。子供がやりたい事を満たせてあげると、
      安心感を持って情緒が安定し、次への意欲につながります。
      逆に安心感がないと、いざという時に力が出ません。

      大学の先生方が最近よく言ってみえることは、
      最近の学生達は勉強はよく出来るが、精神的安定感がないので、
      いつまでも自立できず、就職も出来ない学生が多い。自己肯定感がない。
      それは、大きくなってからではなかなか難しく、乳児期に基本的信頼感
      つまり、自分を信じ、人を信じ、相手を信じられるということが大事なのです。

幼児期前半
      自律性が大事。基本的習慣を繰り返し教える。(しつけ)
      子供に私達の文化を伝える強引にではなく、待つことがだいじです。
      こうしてはいけないという事を繰り返し教えて、待っていてあげる。
      そうすると、待っていてあげるから子供は自分でする事を覚える。
      自律性はそうやって育っていきます。
      幼児期に花を咲かせないで下さい。
      幼児期は何でも吸収するので無理やり教えると何でもよく覚えます。
      でも幼児期は急がずに基礎、土台を作る時です。
      人間性は学歴と共に育っていくものではありません。

      そして、ありのままの子供を受け止めることが大事。
      あーしなさい、こうしなさいではなく、ありのままを承認されることは、
      安心感、自律、自己肯定感につながります。

幼児期後半
      幼児期後半の課題は「自発性」。いつもいたずらをしている時期です。
      とにかく体験してみる事が大事な時期です。紙やえんぴつで文字や絵から
      知識を教えるのではなく、体を通して具体的な体験をいっぱいして初めて
      抽象的な言葉の世界が分かってきます。

      幼児期には話す力、説明する力、聞く力を育てる事が大事。
      「後でね」、と話を切ってしまうと話の苦手な子どもになりやすいのです。
        親の事情を子供に押し付けないことが大切です。

学童期
      自発性を持って習慣的に勉強する時期。
      友達から良い事も悪い事もたくさん学ぶ事が大事な時期。
      なんだっていい、くだらないことでも生き生きと楽しく問題を共有し合う事が大事。
      質ではなく、量が大事です。

思春期
      自分はどいう人間か。どんな個性、能力、特性を持っているか。
      どういう社会的役割を担う事が出来るか、どんな進路を選ぶ事が出来るかを
      明らかに自分を見つめる時期。
      こうして大人になっていきます。

※保育園の時代
      生活リズムは大切です。早寝早起きが望ましいです。
      朝起きて、排泄、朝食、登園という当たり前の生活を続ける事が大事です。
      子供の気持ちを受け止め、毎日の生活をしていきましょう。
      子供の気持ちに寄り添って受け止めて援助してあげる事が大切です。
      発達理論・・持っている力(個性)を信じて子育てする。
      時にはリラックスしながら自分のお子さんを信じて子育てしていきましょう・・






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