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いやはや気がつけば霜月とは!オラクルは一気に寒くなって、急いで冬物を引っ張り出してきたところです。ついこの前までは暑さにグダってたというのにね。あとはひたすら冬至まで日が短くなっていくばかりかー。アリゾナは関係ないけど、米国は夏時間も終わって多少のごたつきもあり、選挙戦もやっと終わった。今年ほどスパム電話やSMSが山のように来た年はなかったな。日本から戻ってやっとこさ時差が直ってきた頃に、お気に入りの義息子がカミちゃんを連れてアリゾナにやってきた。娘はお仕事。そして1週間の滞在中、家まわりのあれこれの作業をやってくれたので、私はベビーシッターとおさんどん役に没頭することになりました。ひとつには屋敷内のたくさんのオーク(カシ)の大木の枝落とし。これにはもう一人の助っ人を雇ったのですけど、この若い青年が、見ていてもヒヤヒヤするほどの高所でもまるでアクロバットのような見事な「サル芸」披露、ブイーン、ブイーンとチェーンソウで枝を切り落としていった。大型フラットベッドのトレーラーに山盛りの木枝、これを2回も運び出すことになった大仕事もおかげさまで無事終えることができました。いやはや、冷や汗ものの一大プロジェクトでした。 本来なら命綱つけての作業のところを、柔軟な猿芸でドンドン枝を落としていくチャンゴ(おサルさん)! 大型トレーラーにめいっぱいギュウギュウ詰め込んで2回往復、大変だった~!もうひとつは、大きなデッキのペンキ塗り。スプレーペイントで20ガロン(=75リットル)のこれまた大仕事。それにあちこちの屋根の補強とか修理、ちょっとした電気工事なんかも手際よくやってくれて、ほんと助かっちゃいました。フェニックスの家のほうもバスタブやらシャワーやらと手伝ってくれた。その間、私はカミちゃんといっぱい、文字通り遊びころげることができて、ほんとに楽しい時間だった。それはそれで大いに疲れて大変だったけれど、ほんとに有り難いことでした。彼らが帰ったあとも私は大量のカシの落ち葉とドングリを掃き集めたり、忙しくしていました。そんなわけでたくさんのヘルプのおかげでオラクルハウスも冬支度おおかた完了!ということで来週からまた私は遠出します。 オラクルハウスのゲル、裏庭デッキのペンキスプレー作業、これも大変だった!長いこと延び延びになっていた世界一周の最終章、アラスカ航路のお話、やっと旅を完結できそうです!バンクーバーの後で寄港したのは先ずはアラスカ州ケチカン。ここはむしろブリティッシュコロンビアに近い、アラスカでも南部の港町です。夏のアラスカは観光シーズン。いくらか小雨がちらつく曇天の下、アラスカを訪れたら一度はキングサーモンを食べてみたいと思っていたのに、どこにも見当たらない!街のレストランにも一軒たりともない!え~~!紅鮭とかはあるのに、キングだけは決してお目にかかることはできなかったのでした。街のスーパーに行っても売っていない。残念~。どういうこと? となればこれはカニとイクラでいくしかないということで、私、ブルーダンジネスクラブ(カニ)とズワイガニ、そしてイクラを買い込みました!船室では料理できないからすでに茹でてあるカニと瓶詰めのイクラ。やった~!と一人ニタニタしていたら、同じく船から降りていた一群の人たちと出会った。彼らはびっくりした顔をして、まるでそこに住んでいる人のような買い物をしている私を見るわけ。彼らはせいぜいお土産用にスモークサーモンを買っている程度だったからね。私、実は住んでいるのよね。船室に戻って食したカニの美味しさよ!甲羅のカニみその唸るようなうまさよ!イクラ丼の豪華さよ!ポン酢がなかったことだけが残念。それ以来、私は船の上では「あのカニを買った人」ということで知られることとなりました。私としたら、買わないほうが信じられないんだけどね。 茹でる前はブルーのダンジネスクラブ、いやはやカニ味噌まで全部最高に美味しかった~! ついでにズワイガニも!あとイクラの瓶詰めも、もう最高でしたよ!次の寄港地はアラスカの北部、アンカレジにも近いスワードでした。するとケチカンでの私のカニ行動に学びを得た一群の人々が、私のニンマリ顔にあやかろうとスワードのスーパーマーケットに押し寄せるという「事件」が起こったのでした(笑)!ところがこの小さな街のスーパーにはカニも鮭もイクラも売ってはいなかったのでした!え~~!私も含めて皆んなもがっかり、ショックで落ち込んだのでした。やっぱ、御縁のあるタイミングで幸運の女神の前髪をつかまえないといけないのですよ。後ろ髪ではもう遅い。少なくとも一度はカニ三昧できたことに感謝する私でした。それからはじっくりと2箇所のアラスカフィヨルド遊覧、ダイナミックな氷河や流氷を眺めながらの3日間が続きました。これは夏のアラスカならではの楽しみであり、この長い船旅のハイライトだったかもしれません。インサイドパッセージ(入り組んだフィヨルドや無数の島々が織りなす雄大な景観がおよそ1600キロも続くアラスカ南東部沿岸エリア一帯のこと)の水路沿い、そして内陸部の山々にはなんと10万個ほどの氷河があるんですよ!特にトレーシーアームの48Kmに渡る壮大な渓谷フィヨルドでは、大きな浮氷や氷塊が数多く見られ、その見事なグレーシャー(氷河)ブルーの美しい色合いにはすっかり惚れ惚れしてしまいます。どこを見回しても氷、氷だからすごく寒いし、渡る風も冷たいから、みんな手袋、分厚いダウンジャケット・・・を着込んでいます。 スワードの街を歩いていたら、こんな美しいホタルブクロがいっぱい咲いていた!外は何とも表現し難い綺麗なグレーシャーブルー色の氷海に流氷が流れていく。ハバード氷河遊覧、ここは多分世界最大級!の氷河で、氷塊が海に崩落する瞬間をたくさん見ることができました。凄いです。カレッジフィヨルド遊覧では、切り立った崖へと氷河が集まる地形構造のせいか、氷塊が次々と押し出されて崩落が起こるんです。「アラスカンサンダー」と呼ばれる、まるで氷塊が雷のような轟音とともに、氷海のなかへと崩れ落ちていくスプラッシュのドラマを間近に目撃できて、まさにWOW~!!でした。あちこちで「雷音」が響き渡り、皆ながその方向へとカメラを向けます。中にはドローンを飛ばして撮影している人もいましたね。甲板に長居すると厚着をしていても冷えるから、船室に戻って窓から落氷や流氷を眺めたりの繰り返し。あんまり冷えるとサウナに行って体の芯から温まるしかない。30数年前に来たときは、こんなに氷河が崩れ落ちるシーンは見なかったから、きっと地球の氷河は急速に解けて、減退しているのでしょうね。 かなりの頻度で「アラスカンサンダー」の轟音があちこちで鳴り響きます!まさに別世界のフィヨルド氷河を出ると、あとはアリューシャン列島を通って一路、最終寄港地、横浜を目指して南下するのみ、9泊10日ひたすら海上生活です。これもけっこうツライものがある。あたり一面が氷の世界だったところから少しずつ暖かくなっていき、横浜に着く頃にはすっかり真夏。下船したら熱中症になりそうなくらいの炎天下を歩くことになってトホホです。そして横浜の海で最後のご奉納をしたことはすでにご報告した通りです。世界の7つの海に光の柱を、とりわけ深く海底から天に届く柱を立てることができたことが何よりの喜びでした。ご加護をいただいたすべての存在のおかげです。心から感謝するばかりです。今年は家を空けることが多かったけど、また来週から出かけます。私情で申し訳ないのですが、年内最後の発送ができるのは年の瀬ギリギリになりそうなので、お手元にお届けできるのは新年明けてからとなりそうです。もう来年の話が出るような、そんな時期にさしかかっているんですね。となれば、何としても年内あと少しになった残りの日々を楽しく、後悔のないように過ごしたいですね。やり残しのないように、来年に持ち越さないように、ね。次の新月は12月1日です。ぜひとも、皆様のいらっしゃるところからアンダラ、ニューアースグリッドにつながってくださいね。共に新生(神聖)地球の祈りを捧げてください。新たな世界を創造するための破壊活動が、ここからますます表面化してくることでしょう。でも表面の目に見えることだけに気を取られて恐れに陥らないでくださいね。その奥で実はもっと凄いいいことが起こっていることを信じてください。絶対に!愛の祈りだけが世界を変えることができるんです。寒くなる一方のこの時期、どうぞご自愛されてお過ごしくださいね。ナマステ~~!
2024年11月11日