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2005.09.02
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カテゴリ: アート・デザイン
杉本博司

N.Yを拠点に活躍している写真家
ちょうど今発売中の雑誌Brutusで特集されていますね

で、その雑誌の頭に「5分で分かる杉本博司」ってコーナーがあるので
詳しい紹介は省いていきなり本題(笑)

学生時代に写真美術館に出品されてたのを見たのが最初だったかな
初めの印象は、ずいぶんコンセプチュアルだなぁって感じ
僕は写真をいろいろな説明(コンセプト)で補うってのはキライで

(いまでもあまり好きじゃないけど)
ところが杉本博司の写真でちょっと考えるように・・・

例えば一番有名な
(某大手不動産会社がもろにパクってたし 笑)
「Theaters」シリーズ
映画館の客席にスクリーンに向けてカメラを立て
映画の開始と同時にシャッターを開け、終了時にシャッターを閉じる
映画1本分の露出時間で写真を撮るわけです
すると普段真っ暗で見えてこない客席やスクリーンの周りが写り
代わりにスクリーンは真っ白な四角い光で飛んでしまう
もちろん見た目のモノクロのおもしろさはあるけど

映画2時間分の真っ白
本人が言うには、コメディーや西部劇が良く、ホラーや暗い話だと
画面が暗くなっちゃうからダメ なんて言っていた
凄いですよね 映画としてじゃなく光としてしか見てない(笑)

そして「Architecture」シリーズでは

現代建築家の代表的な建物を
カメラのピントを無限遠の2倍に合わせ、わざとピンボケに撮る
写る絵はぼわっとした建物
でも、見ればわかる
サヴォア邸、住吉の長屋、光の教会・・・
ぼかす事で弱い装飾的なラインを消し
本来持っている力強いフォルムを強調する
建築家が頭の中で初めに発想したイメージに近づく
なるほど!
確かにモノの形を考える時
頭の中で漠然とできあがってくるフォルムってのはこんな感じ
それを紙に描き出す時にどんどんいろいろな線で補い
ラインを作っていく
こうしたら綺麗かな?なんてどんどん装飾しながら・・・
初めから発想にあったモノでないからどんどん弱くなる
この方法で高層ビルなんて撮ったら
どこの何かさえ分からないだろうなぁ(笑)

他にも代数幾何、微分幾何の三次元石膏モデルや
機械、機構模型(歯車とかね)を撮った
「Conseptual Forms」シリーズなんかも凄く綺麗!

まだ見た事のない方は
ぜひ雑誌の立ち読みを!いや、買っても良いんですよ(笑)

なを、
2005.9/17 - 2006.1/9まで
六本木ヒルズの森美術館で
「杉本博司:時間の終わり」
という展覧会があるそうです
期間も長いから絶対行こう っと(笑)

森美術館-展覧会情報
http://www.mori.art.museum/html/jp/exhibition/index.html

そういえば、護王神社(直島・家プロジェクト)のプロデュースも彼でしたね
あのガラスの塊の階段が素晴らしい!

ベネッセアートサイト直島
http://www.naoshima-is.co.jp/

ps.
そろそろアクセス20万
あと1週間ぐらい?
キリ番どうしようかなぁ・・・


nagoo 本館
http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html






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Last updated  2005.09.02 17:35:20
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