Laub🍃

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2012.09.24
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カテゴリ: .1次メモ
断面図を描くとき、中身がよく理解できるんだよ。

表面みたいな上っ面とは違って、構造からその意図を把握できて、それの中に僕が居るかのような錯覚を味わえる。

輪切りよりは縦に切る方が好みかな。輪切りだと、それぞれの部位だけになっちゃうから、一つじゃ表現できない。

てっぺんから爪先まで見させてよ。想像で描いたのよりもずっとそれは楽しくなると思うんだ。







これは何の告白だ。





頭のおかしい奴に頭のおかしいことを言われてもまともな俺には全く理解できねえ。
言葉が耳の上っ面を滑る滑る。


だが唯一聞き取れた言葉は「君を不死身にした」と「だから切り刻ませて」というものだった。
わけがわからん。というか理屈がおかしい。


お医者さん何やってるんですか。

でも確か数年前に●●の違法所持とかでしょっぴかれて、その途中で行方不明になってたんじゃなかったっけ。



べらべらとしゃべくる奴は段々とこっちに近付いてくる。そして触れたのは何やら怪しげなスイッチ。
確実に俺の背後にある謎の機械と繋がっている。
必死に拒絶の言葉を吐きだそうとしても、手足に加え顎まで拘束された今じゃあ全くどうにもできない。くそ。


「大丈夫、不死身にしたことで細胞が変異して痛みに鈍くなってる筈だから」

ちょっと、ま、



ウィ――――ン……







………

「………」
「…………」






痛みに耐性の無い俺があっけなく失神し、気が付いたら俺は。



「「………」」


2人に分裂していた。



「ちょっと待て」「ちょっと待て」

「いやー、興味深いな。この不死身の薬は。」






そうして俺の無限増殖ライフが幕を開けるのだった。





@@@




何だこれ。


プラナリア田中(仮):一般人だったけど特殊体質になる。物騒な世の中だしまあいいかと開き直る。
 その後ヒーローになる。
 分裂してしばらくは小ぶりな体になるので大食漢属性も持つことに。
 頻繁に実験解剖してこようとするマッドサイエンティスト佐藤(仮)が嫌いだが、
 再生でもどうにもできない怪我を敵に負わされた時対策してくれるので
 もういいや利用してやらあと開き直る。

 割と体当たりで戦ったり逃げたりする。その度に増殖する。ナ●トとは違って全てが我という感覚だが、本体に近い(あまり分裂していない)ほうが再生力は高いので、本体に近いほうを守る性質。


マッドサイエンティスト佐藤(仮):プラナリア田中に何故か執着している。
 断面フェチ。でも生きている人のそれのほうが好きなのでプラナリア田中の再生力をいい感じに落とす薬を開発している所。
 世界平和はどうでもいいけど、プラナリア田中にはとりあえず協力する。
 でもプラナリア田中を拘束した犯人には「僕も一緒に拉致ってくれませんか」とあやうく言いそうになる。





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最終更新日  2015.06.07 23:36:55
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