南包の風呂敷

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柳居子 @ Re:『神々のたそがれ(アレクセイ・ゲルマン)』(06/01)  よく分からない映画を、面白と感得され…
南包 @ Re:周囲が評価は己の評価に非ず(07/19) 柳居子さん >穿った見方では無く、正鵠を…
柳居子 @ 周囲が評価は己の評価に非ず 穿った見方では無く、正鵠を突いていると…
南包 @ Re[1]:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) KUMA0504さん コメント有難うございませ…
KUMA0504 @ Re:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) 私は観ない作品は一切評価しないことにし…

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南包

南包

2007.06.30
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カテゴリ: 映画
2005年、小泉改革の中での、川崎市市議会議員補欠選挙のドキュメンタリー。

立候補者の山内和彦氏は、自民党の候補者公募に通り、自民党の公認を得て立候補する。

政治は勿論、選挙も全くの素人の山内さんが、自民党の人たちの応援を受け叱責を受け選挙戦を戦う姿が記録されている。

とはいっても、2時間に収められているわけで、それがすべてではない。
監督の想田和弘氏は、学生時代の山内和彦氏の友人であり、その縁がこの監督に、この映画を撮らせたのだろう。
記録映画にある、ナレーションも音楽も入っていない。ただただ、目の前の風景を取り続け、それを2時間に編集したものだ。

想田監督は「観察映画」と名づけている。メッセージ性を排除したと言うことらしい。

しかし、編集も撮影も想田監督による限り、メッセージ性を封印したと言うのは、所詮言葉の彩でしかない。
嘗て、「ビデオ掛け軸」というビデオ作品があった。
『選挙』 以上に、客観的だと思うが、それでも作者からのメッセージは見ているもに伝わる。

もし、想田監督が、「観察映画」と称して、メッセージ性を封印したと言うのなら、それは思い違いに他ならない。

電柱にもお辞儀とか、そういうことはこの映画をみなくても考えれば、いまの選挙の実態ぐらいは予測がつく。
この映画で面白いのは、選挙事務所での手伝いに来ている、叔母ちゃんたち(自民党員か支持者)の会話。例えば、共産党の人に選挙の時、部屋を貸したとか、創価学会の人が公明新聞を取ってくれ、お金は出さなくてもよいから、自分で出すからお願いしますとか・・・、そういう内輪話が面白い。
また、山内夫妻の車での会話、家での会話などの本音の部分だ。

さて、『選挙』は2時間あった。最初は退屈に感じた。もう少し短く90分くらいにまとめれば、さらに鋭い作品になったと思う。





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Last updated  2007.06.30 23:58:58
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