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これを、読むことになったのは、同じ藤沢周平の短編『幻にあらず』の細井平洲の表記が細井平洲の「しゅう」がさんずいのない「州」であったことによる。それを、他の藤沢周平の作品にあたり、調べようというものであった。だが、この『漆の実のみのる国』は、さんずいのある、平洲であった。これで、ますます、なぜ、『幻にあらず』の表記が違うのかが分からなくなってきた。果たして、本人、藤沢周平は知っていて、改めなかったのだろうか?という疑問が残った。
さて、『漆の実のみのる国』は、米沢藩を立て直した、上杉鷹山の話だが、上巻は、その側近たちの物語である。
まず、鷹山の前の藩主重定と森利真の悪政を改める、家臣たちの戦い、その後の、鷹山の改革に反対する、重臣と鷹山との戦い。その二つが主のエピソードである。
平洲の表記のことはさておき、下巻が楽しみになってきた。

漆の実のみのる国(上)
藤沢周平
文藝春秋
平成9年5月20日 第一刷発行
『手仕事の日本』 2015.10.16
『ひらがなだいぼうけん』 2015.09.26
新折々のうた2 2015.09.25