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『自然農法を始めました(村田知章)』という東京書籍刊行の本です。
これを読むと、今われわれが口にしているものの殆ど(100%近くが)何らかの形で薬品(=毒薬)に浸かっている。
食糧不足で満足に食べることが出来なかった時代(戦後)から高度成長期にかけて、農業は頑張って沢山米や野菜を獲らなくてはならなかった、そういう時代がかつてあった。
しかし、その後飽食の時代とまで言われる今、肥満を嫌い、痩せているにもかかわらずもっと痩せたいと言う人たちが居る時代にも、食べ物はどんどん作られて、比較的手に入りやすい金額で流通している。
もし、もっともっと高価であれば、それほど食べることなく適切な摂取量で人々は過ごすのではないか?といった、変なことも思ってしまう。そんな、本であった。
とにかく、食べ物は恐ろしい・・・!?
少しだけ、家庭菜園をやっている。農薬の散布はしていないが、化成肥料は使う。消石灰も使う。それすら、問題だとこの本の著者は語る。
だが、この著者の語るところは魅力的である。何とか自然農法でわが家庭菜園もやってみたいと思わせる。
同じ様に菌が働くのだが腐敗と醗酵の違いも納得させられる。
生物ピラミッドとは、
生産者:植物・・・⇒一次消費者:青虫などの害虫(草食動物)・・・⇒二次消費者:カエルなどの天敵(肉食動物)・・・三次消費者:鳥などの動物
これが、自然の形であるが、農薬を使うと、青虫などの害虫が死ぬ、居なくなる。
そうなると、二次消費者は生息できない。だったら、三次消費者は勿論そこには居ないことになる。
農薬を使うと言うことは、そういうことである。
とにかく、農薬漬けは何とかしなくては・・・、であるが、最早逃れられないのであろうか?
村田知章
昭和49年東京生まれ
平成9年玉川大学農学部卒
平成11年自然農法農業士の資格を取得
平成12年より農業を始める
平成11年3月より8ヶ月間、長野県で自然農法の研修を受ける。研修終了後、茨城県結城市で畑6反(6000平方メートル)借りて農業を始める。翌平成12年に、正式に農業者の資格を県から受けて農家になり、現在にいたる。

『自然農法を始めました(村田知章)』
2003年7月5日 第一刷発行
2003年12月28日 第二刷発行
東京書籍