南包の風呂敷

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柳居子 @ Re:『神々のたそがれ(アレクセイ・ゲルマン)』(06/01)  よく分からない映画を、面白と感得され…
南包 @ Re:周囲が評価は己の評価に非ず(07/19) 柳居子さん >穿った見方では無く、正鵠を…
柳居子 @ 周囲が評価は己の評価に非ず 穿った見方では無く、正鵠を突いていると…
南包 @ Re[1]:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) KUMA0504さん コメント有難うございませ…
KUMA0504 @ Re:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) 私は観ない作品は一切評価しないことにし…

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南包

南包

2011.11.10
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カテゴリ: 映画
『極道めし(前田哲)』

笑いあり涙ありの人情噺。新作落語として高座に掛けられてもよい話。
原作は漫画コミック。余りにコミックの映画化が多いのでそれが嫌になる。

原作については何も知らない。作者は勿論、絵のタッチすら知らない。

話の中心は監獄内の或る房で毎年行われているお節料理争奪戦、それがタイトルの由来。房内の各々が今までに食べた一番美味かった飯の話をし、生唾を飲み込んだその聞き手の数を競う遊び。勝者は他の者のお節料理から一品ずつ頂くと云うもの。

それぞれの美味いものを話すグルメ加減がいい。特に珍しいものや高級な食材が出てこないこと、今流行りのB級グルメらしいものも出てこない、それには好感が持てた。
キャベツの千切りの上にラーメンを載せたもの、味噌と蜂蜜に酒を混ぜ合わせたすき焼きのタレは美味そうで、こちらが生唾を飲む羽目に。

囚人たちの美味いものの話には、その背景が同時に語られる。そこに可笑しいが悲しい話も付いて来る。そんなわけで落語の人情噺を思わせる。

ラスト、街はクリスマス。出所した主人公が幼馴染の恋人を訪ねるその顛末に『シェルブールの雨傘』を思い出した。



『下妻物語(中島哲也)2004』のような展開もあったのだが。個人的にはこういう場合ハチャメチャが好みなので、惜しい。

もう一つ好みで云えば、贔屓の木下ほうかを使ったのだから、その辺りも狂気の木下ほうかが見られたらと、思う。





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Last updated  2011.11.10 20:20:24
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