南人のページ
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言葉って、本当にむずかしいものですよね。しかも、言葉って、その国や地域の文化、伝統によって生まれ、変化してきたものですから、初めて聞くと受け入れ難く感じるものもある訳です。「おじいちゃん、トリック・オア・トリート!」「何じゃそりゃ?」「ハロウィーンでは、アメリカの子供達はそう言うんだって。」「おじいちゃんは、そんな敵国の言葉はよく知らん。日本語で言いなさい。」「日本語で?・・・えーっと・・・お菓子をちょうだい、くれないといたずらしちゃうよ。」「おいおい、何だそりゃ、子供のくせに大人を脅迫するとはけしからん。ふざけるな、帰れ!」「もう、つまらないなあ、このクソじじい!」結局こんな結果になってしまいます。東北から初めて京都旅行に行った人が、旅館のスタッフに、朝からお風呂に入れるかどうか聞いたところ、「入れるんとちがいますやろか?」のような返事で、「どっちなのかはっきりしろ!」と怒ってしまったという話があります。相手のことを、「自分」と呼ぶ言い方も、初めて聞いたらびっくりしますよね。仙台あたりでは、「とても、非常に」に当たる意味で、「いきなり」を使います。「あいつ、いきなり頭いいんだ。」こういう感じですが、転校生はびっくりですよね。「えっ?・・・急に頭がよくなった?・・・」さらに、「アイヅ、イギナシアダマインダ。」といきなり言われたら、もう理解不可能でしょう。話は戻りますが、「・・・とちがいますか?」という表現ですが、英語の文法の授業に出てくる「付加疑問文」に似ていると思うんです。A is B,isn't it?という構文です。「・・・じゃないですか?」と訳するように習うと思いますが、Don't you・・・?などのように最初から否定形にするのに比べて、わざわざ言い直すあたりは、ニュアンスとしては、・・・とちがいますか?に近い気がするんです。「福山雅治です・・・ちがうかぁ!」あれはいきなり面白かった、いや、超面白かったですね。「就活」と「終活」、読み方は同じですが、どえらい差です。「長所」と「調書」、「結婚」と「血痕」、「幸福」と「降伏」・・・イメージは真逆です。「済みません、◯◯様の携帯でよろしかったでしょうか?」「はい、以前はよろしかったですが、今はよろしくないですね。」「えっ・・・そう致しますと、あなた様はどなた様でしたっけ・・・?」「急にお伺いして済みませんでした。」「いいえ、全然全然、大丈夫ですよ。それに全然おかまいしませんで、済みませんでした。」「いやいや、全然気にしないでください。ぼく全然根に持たない性格ですから。」「あのう、それって全然フォローになってないんですけど。」「あっそうか、全然気づきませんでした。」「きょうは何て日だ!!」「そうねえ、特に名前はないけど、史上最悪の日とでも名付けておく?」「最近なかなか良い役に当たらなくてさ、大きな声じゃ言えないけど、もっと刺激が欲しいんだよね。」「オイ!クスリにだけは手を出すなって言ってんだろ!」「お父さん、最近は1人カラオケが流行ってるんだよ。自分の好きな曲だけを連続で歌えるの。」「オレには要らねえな。ここ数十年、毎晩1人風呂オケで充分やってるから。」「お母さん、カイコってどういう意味?」「カイコはねえ、元々は蛾の幼虫かなんかだけど、そこから生糸っていうのが取れて、それが絹になるのよ。」「へえ・・・・おばあちゃんがね、今度友達と『君の名は。』っていう映画を見に行くんだって言ったらね、へえ、ずいぶんカイコシュミなのね、だって。」「学校は楽しい?きょう先生は何か言ってた?」「うん。自分は今ナスを食べるべきか、つねに考えなさい、だって。」「・・・」「やっぱり、定期借地権付住宅のほうで考えてみようかなあ?」「あっ、明日で定期券が切れるんだった、お金ちょうだい。忘れてた!」「あっ、明日から定期試験が始まるんだった、忘れてた!」「おい!」「お父さん、ブンブロウジョウって、どういう意味?」「おいおい、ロウジョウって、いきなり城に立てこもってどうすんだよ。文武両道だろ?」「あっ、そうかも知れない。」「文武両道っていうのはな、昔で言えば、学問と武道の両方を鍛錬する、今だったら、勉強とスポーツの両立って意味で使うなあ。それが男の子の理想の姿だっていう人もいるくらいだ。」「そうなんだ。この前友達に、お前はブンブキョウトウだなってほめられたよ。トモダオレとも言うんだって。」「あのなあ、それはほめられてるんじゃなくて、けなされてるんだろうが、どっちもダメだって。」「なあんだ、じゃあ、ディスられただけか。」「最近では、『文武別学』って言葉もあるくらいで、一見進学校でスポーツも強い、スゲエなあ、って思っていると、実は別々の人たちがそれぞれ活躍している。実際、1人が両方を極めるのは大変なことなんだよ。」「そうだよね。だからぼくなんかが両方がんばるのは無理があるってことだよね。やっぱりぼくは部活だけがんばればいいや。」「おいおい、そういう風に自分の都合のいいように話を持って行くのを、『我田引水』って言うんだ。」「それって四文字熟語?むずかしそうだね。」「最初っからむずかしいって言わずに、どんどん覚えていきなさいよ。四文字熟語って、結構奥が深くて面白いんだぞ。」「なんか、聞いてもすぐに忘れちゃうんだよね。・・・なんか先週一つ覚えたんだけどなあ。」「何だよ、一つだけ覚えて、もう忘れたのかよ。」「んー・・・思い出した!馬耳東風!!」「・・・」
2016.10.31
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