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魔法のことば(エスキモー族)ずっと、ずっと大昔人と動物がともにこの世に住んでいたときなりたいと思えば人が動物になれたし動物が人にもなれた。だから時には人だったり、時には動物だったり、互に区別はなかったのだ。そしてみんながおなじことばをしゃべっていた。その時ことばは、みな魔法のことばで、人の頭は、不思議な力をもっていた。ぐうぜん口について出たことばが不思議な結果をおこすことがあった。ことばは急に生命をもちだし人が望んだことがほんとにおこった---したいことを、ただ口に出して言えばよかった。なぜそんなことができたのかだれにも説明できなかった。世界はただ、そういうふうになっていたのだ。「おれは歌だおれはここを歩く」 アメリカ・インディアンの詩 金関寿夫 訳 秋野亥左牟 絵 福音館書店より引用
2008.03.11
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ネイティブ・アメリカン(インデアン)の伝承によると・・・。 大昔、大きな鷹がいました・・・。この地上に住む鷹の中で最大の鷹でした・・・。 あまりの大きさに鷹が村の上を飛んでいるときに鷹の影が二件の家にかかるくらいのものでした。 この鷹はそばにいるものに対しては善良で親切でした。 この鷹は大きいだけでなくとてもパワーがありました。 彼が歌うと各地から鷹の仲間たちが集まりました。 別の歌を歌うとそのあたりの雨雲がよってきました。 地面近くを低空飛行し歌うとその爪先にウサギやねずみなどの獲物が飛び込んでくる歌も知っていました。 そんな風にパワーのある鷹でした。 ある時、この大鷹に雷を呼び寄せる特別な歌を雷の精霊たちが伝授しました。 「特別な歌を正しく歌うには、まず歌を聞いてほしいと思う動物の仲間全員が入れるような大きな丸い小屋を建てよ。」と雷の精霊たちが告げました。 また、祭壇を作り特別な鉱物と植物、動物を備えるように言いました。この歌を歌う前には大霊に感謝し、パワーを鷹と分け合う雷の精霊たちに敬意を払うように告げました。 ある夏の日、大鷹は雷の歌を歌うことにしたので、鷹の仲間たちと一匹の鷲、二羽のワタリガラス、一匹のハゲタカ、一匹のミサゴを小屋に招待しました。歌は本当に雷を呼びました。 動物たちは今聞いた歌から自分が特別なパワーをもらったことを感じながら、それぞれが帰っていきました。 大鷹はすでに大きなパワーが身についてるので、その翼で触れれば友人のどんな深い傷も癒すことができました。 以前にもましてパワフルになった大鷹は毎朝大霊に感謝を捧げるのを忘れ、驕り高ぶり 「俺は一番パワフルな鷹。俺はすごいぞ!キーッ!キーッ!キーッ!」 と歌いまくる始末。 大霊はこの有様を見てましたが、大鷹もいつかは忘れていたことを思い出すだろうと思って見守っていました。 しかし、大鷹は思い出すどころか、傲慢になるばかり。 次の年、大鷹はもう一度あの歌を歌おうと決めました。 そうすればもっとパワーがつくにちがいない。 しかし、今年は手間を惜しんで小屋を作りませんでした。 こんなにパワーがあるから、小屋なんていらない。と思ったようです。 大霊や雷の精霊たちに感謝する手間さえも省きました。 そして彼のパワーを証明しようとすべての鳥と動物たちを集めました。 大鷹は、一番大きな木上の巣の中に座ってあの歌を歌い始めました。 雷が近づくのを見ると得意げに格好をつけました。 すると雷雲の中から閃光が走り、大鷹の翼に触れたかと思うと、燃える火の玉になりました。 次の瞬間、大鷹も姿を消してしまいました。 幸い、怪我をした鳥や動物たちはいませんでした。 彼らは目の前で起こったことが信じられず、あたりを見回していました。 気がつくと、大鷹は空にいて、大霊が話しかけています。 「大鷹よ。お前は傲慢になりすぎた。 感謝することを忘れてしまった。 お前のパワーの本当の源を忘れてしまった。 雷たちから授かったパワーを誤用して雷たちを侮った。 お前は今後、雷たちの僕(しもべ)として使えるのだ。 お前が大きな美しい鳥であることには変わりないが、もう雷を呼ぶことはできない。 これからは雷のほうでお前を呼ぶことになる。 雷が行く所どこへでもついていき、その働きを助けるのだ。 お前の体の一部は常に雲で隠されているから、もう、人から見上げられ驕り高ぶることもない。 人によってはお前の姿を奇妙な形をした雲として認めるだろう。 人によっては稲妻が作り出す炎の形を見るだろう。 曇りのない眼を持ったものだけが、お前の本当の姿・・・火の鳥のTHUNDER BIRDを見るだろう。 今、お前は宇宙の中で自分のあるべき場所を知り、奉仕することを学んだのだから、行ってこれまでに傷つけた者達に奉仕しなさい。」 このようにしてTHUNDERBIRDは火の鳥となりました。 とさ・・・。 はい。おしまい。(^^♪
2008.03.11
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大事なことから目を逸らさないような 人間にならなければいけない。 ホピ族の教え
2006.10.22
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人生の網の目を創っているのは人間ではない。人はその一糸に過ぎず網に何かすれば自分に降りかえってくる。すべては関わりあっているのだから。長老シアトルの教え
2006.10.16
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どんなに急いでいても聞き急いだり答えをせかしてはならない。答える時間を与えなければ、会話は始まらないのだから。長老ルーサー・スタンディング・ベアの教え
2006.09.18
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まっすぐに しゃべれば光線のように こころに届く。アパッチ族の格言「アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉」エリコ・ロウ著より引用
2006.08.29
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運命を変えるのに 時間はかからない「パウワウ」より抜粋 『自分はこのままでいいのか?!』って思ったときの4つの問い1.今自分のしていることに幸せを感じているか?2.今していることで、更に困難を招いていないだろうか?3.自分の心に安息と満足をもたらせるには、どうすればいいか?4.自分が死んだ後に、人は自分のことを思い出すだろうか?一日一日を無駄にせずに生きていくためには、自分と対峙していくと言うことが、この4つの問いの本意である。自分に対しての問いかけとは、自分が「どのように生きていくか」確かめていくと言うことなのである。By ☆Medicineman☆
2006.07.23
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川の流れは押せない(古い格言)「パウワウ」より抜粋
2006.07.23
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もし、あなたの神がそんなにも偉大ならば、 わしらの神がそうやっているように、 白人の口からじゃなく、 直接わしらの心に話しかけてほしい。 あなたの神は冷酷で、 けっして全能なんかじゃない。 なぜなら、 あなたはいつも悪魔のことや、 人が死後に行く地獄の話ばかりしているからだ。 わしらの神は全能だし、善良だ。 悪魔なんていないし、 わしらが死後に行く霊の世界には、 地獄などない。 いやいや、わしは改宗なんかしないことにする。 わしは自分の神と自分の宗教についていくことにするよ。 あなたの宗教よりも、 わしの宗教のほうが、ずっと幸せになれそうだからな。 不詳(ホピ族)
2006.06.26
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自分を自分たらしめているものをよく守るものは、 常に冷静沈着で、人生を襲う嵐に動じることがない。 オヒイェサ(サンテ・スー)
2006.06.26
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インディアンに文字はいらない。まことを伝える言葉はハートの奥底まで沈んでそこにとどまる。人は絶対にその言葉を忘れたりしない。フォー・ガンズ(ラコタ族の長老)
2006.06.26
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若い男と女たちへ喧嘩をしてはいけないよ。穏やかに暮らして、お互いに悪口は言わないことだ。両親の言うことを聞いて、忠告に耳を傾け、深く尊敬するんだよ。自分の村にいるときに、そんな風に穏やかに生きることのできる者なら、見知らぬ村に行ったとしても、ちゃんとそこの人たちに、尊敬されるようになるだろう。伝承(チワッペ族)
2006.06.25
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若い杉の木から根を集める儀礼で女たちが歌う歌。私のお友達、ほうら私が来ましたよ!私はあなたのドレスがほしくてやってきました。あなたは私たちにあわれみを感じてこの世にやってきたのですし、あなたの体には役に立たない部分などどこにもないのですし、私たちの役に立たない部分などどこにもないようにあなたはつくられているのですし、きっとあなたは喜んで自分のドレスを私たちに、譲ってくれることでしょう。私はあなたに、長い生命を与えてくれるこの大切なものを譲ってくれるようにお願いに来たのです。私はあなたのドレスを使って、百合根を入れるステキな籠を作るでしょう。伝承歌(タワキュートル族)
2006.06.25
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人に命を吹き込んだのは風だった。俺たちの口から出てくるのも風で、それは俺たちに命を与えてくれる。風が吹き止むと、俺たちは死ぬ。指先の皮膚の中に風の小道が走っているのが見える。それを見れば、俺たちの祖先が創造されたとき風が吹いていたことがわかる。不詳(ナヴァホ族)
2006.06.14
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若い戦いの神の歌俺は大地の果てまで出かけてみた。俺は水の枯れ果てるところまで出かけてみた。俺は空がおしまいになるところまで出かけてみた。俺は山の尽きるところまで出かけてみた。そして、俺は自分の友でないものなど、ひとつもみかけなかった。伝承歌(ナヴァホ族)
2006.06.14
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☆★☆★☆★☆★ブラック・エルク の祈り☆★☆★☆★☆★ヘーイ・ア・ア・ヘーイ! ヘーイ・ア・ア・ヘーイ! 先祖よ、偉大な精霊よ、もう一度、地上の私を見て、私の弱った声を身を乗りだして聞きたまえ。あなたは最初に住み、そしてすべての願いよりも、またすべての祈りよりも古い。二本脚も四本脚も、空の翼も、地に生えるすべての緑も、すべてあなたのものだ。あなたは四つの方角の力をたがいに交わらせ、よい道も苦難の道をも交わらせたが、それが交わるところは神聖だ。日が昇りまた落ちて、来る日も来る日も永遠にあなたは万物の生命だ。だから偉大な精霊よ、私の先祖よ、私は、宇宙の星や大地の草花、あなたが造られたなにものをも忘れずに、あなたに祈るのだ。私がまだ若く望みをもつことができたとき、あなたは私に、苦難の日に、大地の各々の方角に各一回ずつ四たび祈れ。そうすれば、あなたは私のいうことを聞くだろう、と言った。今日、絶望の淵にある部族のために、私はあなたに祈る。あなたは私に聖なる煙管を、私がそれで、あなたに献げものをするようにと授けた。今それを、あなたは西からの命の水の茶碗と聖なる弓、生かす力と破壊する力を私に授けた。あなたは私に、白い巨人の住むところから聖なる風と薬草 --- 清める力と癒す力 --- を授けた。東からは暁の明星と煙管とを授けた。そして、南からは民族の聖なる輪と花の咲く木とを授けた。あなたは世界の中心へ私をつれて行き、唯一の母なる緑に染まる大地の善と美と力とを示し、そこでまた、万物本来の姿である霊の姿を私に示し、私はそれを見た。あなたは、この聖なる輪の中心で、私に木に花を咲かせるようにと言った。涙を流しながら、おお偉大な精霊よ、偉大な精霊よ、私の先祖よ、涙を流しながら私は木に花を咲かせなかったと言わなければならない。私はここに哀れな老人となって立っている。そして、私は衰えてしまった、何もできなかった。ここは、私の若い日に、あなたが私をつれてきて私に教えた世界の中心、ここにいま私は年老いて立っている。木は萎れている。先祖よ、私の先祖よ。いま一度、そして、おそらくこの世では最後に、私はあなたが授けた偉大なビジョンを思いおこしている。あるいは聖なる木のどれか小さな根がまだ生きているかもしれない。もしそうならば、それが葉を出し花を咲かせ、さえずる鳥で満ちあふれるようになるようにその根を養いたまえ。私のためではなく、私の民のために聞きたまえ。私は年老いている。聞きたまえ、彼らがまた聖なる輪に立ち帰り、善なる赤い道と、盾となる木を見つけることができるように! おお、世界の六つの力よ。悲しみのなかで、わたしは弱々しい声で祈っている。悲しんでいる私の声を聞きたまえ。なぜなら、私はもう二度と祈らないかも知れないから。おお、なにとぞ、私の部族を生きさせたまえ!ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)「終りなき夢と闘い あるインディアンの生涯」J・G ナイハルト著 大島良行訳 合同出版 より引用
2006.06.14
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私たちは、互いにいたわりあうように、教えられました。互いを尊重しなくてはいけません。自分のことに気遣うように、他の人も気遣ってあげるのです。私たちに与えられた<教え>の、それは一部をなしています。私たちが基本的な大切な物事をやるべきようにやっている間は、困った問題は起きません。しかし、一旦隣人を憎み、隣人の持ち物を盗み、彼らに嘘をつき、自分で食べ物を作らず、他人の作った食べものに頼って生きるようになると、そのとたんに、私たちはバランスを失ってしまいます。私たちの伝説や物語が、教えてくれているとおりです。ヴィッキー・ダウニー(テワ-テスクェ・プエブロ族)
2006.06.14
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いちばん重要な、最初の平和は、人の魂のなかに生まれる。 人間が宇宙やそのすべての力とのあいだに、つながりや一体感を見いだせたとき、その平和が生まれるのだ。宇宙の中心にはワカンタンカが住まい、しかもこの中心はいたるところにあって、それはわしらひとりひとりの内部にもある、と理解したときにな。これこそが真実の平和なのだ。ほかの平和はすべて、この真実の似姿にすぎん。二番目の平和というのは、二人の人間のあいだに生まれる。そして三番目の平和が、二つの部族間にあらわれる。しかし、わしがしばしば言うように、人の魂のなかに生まれるものこそが真実の平和なのだから、その平和をまず知っておかない限り、部族間の平和などとうてい実現せぬということを、なによりも理解しなくてはならん。ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)の言葉
2006.06.14
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シャイアン・インディアン 祈り独りぼっち だったり 困りはてて いたり 誰かの 助けが 必要なときは まぶたを 閉じて わたしを 思い わたしの 名前を よびなさい そうすれば わたしは くる。 見上げる 夏の日の 大空に わたしの 姿を さがしもとめ 道に響く わたしの 足音に あなたの 耳を こらしなさい。 石を 持ちあげて みれば そこに わたしは いる。 HO! 「シャイアン・インディアン祈り」
2006.06.13
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すべてのものが円を描いています。私たちは自分自身の行いに、それぞれ責任を持っています。それが円を描いて戻ってくるからです。ベティー・レイヴァデゥー(オブジワ族)
2006.06.13
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大地はあなたに耳を傾け、空と、木々の生い茂った山は、あなたを見つめている。あなたがこのことを信じるならば、あなたはちゃんと年を取れるようになる。(ルイセーニョ族)
2006.06.13
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俺たちは木を傷つけるのを好まない。だから、木を切る前には、できる限りいつも、タバコの捧げものをしている。俺たちは木を無駄にはしない。切った木はくまなく利用するのが、俺たちのやり方だ。俺たちが木の気持ちを考えないで、木を切る前にタバコの捧げものをしなかったりすると、森中の木々が泣く。そしてそれを聞いた俺たちの心も、悲しさに押しつぶされるんだ。
2006.06.13
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我々の民族と、今日の世界で支配力をふるっている人々の最大の違いは、「謙虚さ」の感覚にある。我々の民族の間では、どんなに遠いところまで、どんなに高いところまでたどり着くことができた人でも、神と宇宙の前では、自分がちっぽけな存在に過ぎないことを良く知っている。リンカーン・トリット(グウィチン・アタバスカ族)
2006.06.13
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ラモーネ・ベネット(プヤラップ族)の言葉「世界に伝えたいこと」私たちインディアンは世界に伝えなければならない重要なメッセージを持っています。私たちはこの大陸の環境を守る役目があります。時代に逆行しているように見えるかもしれませんが、人間の生きる大地がヘドロ化してしまう前に、環境を保護し、再生しなくてはならないのです。私はあるときネイティブ・アメリカン教会の儀式に参加し、ティピーの中で座り、皆の祈りを聞きました。「偉大なる祖父よ、翼を持つ兄弟姉妹、大地に根を張る兄弟姉妹、大地を這う兄弟姉妹、浜辺に暮らす兄弟姉妹、海や川を泳ぐ兄弟姉妹をお救いください。白い肌の兄弟姉妹をお救いください。偉大なる祖父よ、彼らがこの地球を痛めつけるのを止め、地球を守れるようにお導きください」。白人は、人間は死ねば天国に行けるから地球のことなどどうでもいいと考えているようです。だからヨーロッパ大陸の環境を破壊した後アメリカ大陸に渡り、ここでまた破壊活動を繰り返しても何の罪も感じないのです。しかしインディアンはこの世が楽園であることを知っています。霊の世界はこの世にあるのです。まだ生まれぬ者、すでに死んだ者、みんな私たちと日々共に存在しています。彼らは私たちにいろいろなことを教えてくれます。私たちは次の世代のためにこの世界を残してやらねばならないのです。私はいつも幼い息子ラハバテスートを車に乗せて港への近道を走っていると、彼は突然泣き出してしまいました。たった五歳の子どもが「ぼくは杉の木を見たこともなければ鹿を見たこともないよ」と言って泣いているのです。インディアンには不思議な力が備わっていて、教えられなくともこのようなことを本能的に知っているようです。彼は小さな胸の中に、自分が何かを失ってしまったこと、自分の世代から豊かな環境を奪われたことを悟っていたのです。インディアンは精神世界と高いレベルのコミュニケーションを交わしています。あるときラハバテスートは、プヤラップ族の言葉で歌を歌ったり、口笛を吹いたりしていました。私は「まあ、学校で何か新しい歌を教えているのだわ。なんて素晴らしいことでしょう」と思いました。担任のプヤラップ族の先生にそのことを話すと、先生は「家で覚えたのではないのですか?」と不思議そうに聞き返しました。私は息子に「誰からその歌を教わったの?」と聞いたところ、「タカが教えてくれたんだよ」と答えたのです。今は新たな可能性がある新しい時代です。私の部族は過去に様々な悲しみや苦しみを経験してきましたが、これから新しい希望があると信じています。子どもたちは明るく輝く希望です。一人の子どもが生まれるごとに、新たな希望が私たちを照らしてくれるのです。 1989年11月1日「風の言葉を伝えて ネイティブ・アメリカンの女たち」ジェーン・キャッツ編 舟木アデルみさ+舟木卓也訳 築地書館 より引用
2006.06.12
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どこかへ行こうとしているのなら、四つの手順を踏むのがいい。まず、思いついたときにすぐでかける、これは正しいやり方じゃない。出かける前に、それについて考えなさい。すると第二の可能性が出てくる。そこでもう一度考える。でもまだ出かけてはいけない。四回目にもう一度考え、そこから出かける。そうすれば、万事がうまくいくだろう。そうすればお前は安全だ。時には、お前の抱えている問題に思いをめぐらして、出発を一日遅らせてみるのもいいだろう。ディアブロ(ホワイト・マウンテン・アパッチ族)
2006.06.12
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もしもすべての人が、他の人のために何かをしてあげるようになったら、この世に困っている人など、いなくなってしまうでしょう。ただ、身近な誰かを助けてあげれば、それで十分なのです。ところが、今はそれを実行する人がいなくなりました。ただ、人々はそういうことを学びなおそうとしているように、私には見えます。マーリン・リカード(タスカローラ族)
2006.06.12
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サンダンス(太陽踊りという感謝祭)で捧げる祈りわれらが父なる大霊よ。 わたしたちを真実の道へ導き給え。 わたしと、わたしの家族と、わたしの部族をあなたの摂理の道へと導き、 心とからだを健全なる状態に保ち給え。 子なるわたしたちを教え導き給え。 地球上のすべてに平和を導き給え。 太陽と、その恵みに感謝します。 今年も動物たちには豊かなる草を、 わたしたち人間には豊かなる実りをもらし給え。 「レッドマンのこころ」 シートン著 近藤千雄 訳 北沢図書出版 より引用
2006.06.12
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平和・・・・それは魂の内にやって来る。人々が宇宙とつながり、そのすべての力とつながって一体となっていることに気がつく。と、そのとき平和がやって来る。宇宙の中心に大いなる魂ワカンタンカが宿っていると悟ったとき、また実は宇宙の中心というのはどこにでもあって、われわれひとりひとりの中にもあるんだとわかったとき、心に平和がやって来る。ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)
2006.06.12
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おお、大いなる霊(グレート・スピリット)よ、その声を、私は風の中に聞き、その息吹は、この世界のすべてにいのちを与える、大いなる霊よ、私の祈りをおきき下さい。私はあなたのまえに一人の人間として、あなたの多くの子供たちの一人として立っています。私は小さく弱い。私にはあなたの強さと知恵が必要です。どうか私を美の中にあゆましめ、赤々と焼ける夕空をいつまでも見守らせてください。私の手が、あなたの創ったすべてのものを大切にし、私の耳が、あなたの声をききもらさぬようにさせて下さい。あなたが私たちにお教えになったことども、一枚の木の葉、一つの岩の下にもあなたがそっとひめた教訓の数々を知ることができるように、 私を賢明にして下さい。おお、私の創造者よ、私は強くありたい。私の仲間にうちかつためにではなく、私の最大の敵、私自身とたたかうことができるように。汚れのない手と、まっすぐなまなざしをもって、いつでもあなたのみもとに行くことが出来るように、やがて、私のいのちがあの夕焼けの空の色のように消えるとき、私の魂が、なんの恥じ入るところもなく、あなたのみもとに行くことが出来るようにさせて下さい。
2006.06.11
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ズニ族の生後八日目の赤ん坊の儀式よりさあ、子供よとうとうこの日がやってきた、表に出て、日の光を浴びてお前は立ちお前に与えられた日々の準備を整える。八日間が過ぎ去ってそれらの日々が終わりを迎えたとき、私たちの太陽の父はあらわれて彼の聖なる場所に座り込んだ。私たちの夜の父たちも祝福された夜をすごして彼らの聖なる場所にあらわれ、こうして今日のこの日があらわれた。このよき日に夜明けの司祭である私たちの父たちは彼らの聖なる場所に立ちあらわれた。私たちの太陽の父は彼の聖なる場所に立ちあらわれた。子供よ今日こそはお前の日。この日、祈りの食事である白いとうもろこしの実を私たち太陽の父に祈りの食事として私たちは捧げる。お前の道が満たされお前が太陽の父の道にたどり着くように。お前の道が満たされるときお前の思考が広がって私たちを抱きしめてくれるように。そのために、今日のこの日私たちの太陽の父に祈りの食事を捧げる。私たちがそれぞれの道を終えるときどうかお前が私たちの手助けをしてくれるように。伝承歌(ズニ族)
2006.06.11
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他の女たちに、女性の役割とは何かを教えることが、ますます先住民の女たちの「努め」となり始めています。女性は生命を循環させなければなりません。女性がそれをしなくなれば、未来の生命が脅かされ、危うくなります。どんな女性がそれをするかということは問題ではありません。渡したチミンに大きな影響を与えることになる、この地球上に起こっている変化を、彼女たちは憂慮しなければなりません。その時が来ているのです。イェット・シ・ブルー/ジャネット・マクロード(テュラリップ族)
2006.06.11
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力は人間の中に顕現してくるものではない。真実の力は、創造神のうちにある。われわれが自分を存在させているもののメッセージを無視しつづけ、われわれの生命の源を破壊しつづけるならば、われわれの子孫はそれによって苦しむことになろう。・・・・・・創造神はわれわれを互いに平等なものとしてつくった。そのことを私はあなた方に警告する。しかも人間だけでなく、あらゆる生き物が平等なのである。われわれの生命が平等であることを、あなた方は理解しなければならない。そしてそれは、この世界の未来のために、あなた方が守り通さなくてはならない原則なのだ。経済と技術があなた方を手助けしている。しかし、あなた方が平等の原則を用いないならば、経済と技術によって、いずれあなた方は破壊されるだろう。目先の利益や損失などは、未来の世代にとっては何の意味もない。・・・・・・ここには四本脚の動物たちの代表は見当たらない。鷲たちのために用意された座席も見当たらない。我々は彼らのことを忘れ、人間が優越した種であると思い込んでいる。しかし我々などは、結局のところ、創造物のちっぽけな一部に過ぎないのだ。我々は自分のおかれている場所を、よく見極めておく必要がある。我々は山とアリの間のどこかに、創造物の部分であり断片に過ぎないものとして、場所を得ているのだ。我々には責任がある。なぜなら、我々は他の者たちの面倒を見るための心というものを、与えられているからだ。自然の物質や動物たちや鳥たちは、恩寵の中に生きている。彼らは完全であり、悪事をなさない。悪事をなすのは我々、二本脚の動物である我々だけだ。そして、我々がこの悪事を、我々の兄弟である自然に対して、あるいは他の人間に対して犯すならば、創造神の目から見て最悪のことをしでかしていることになる。オレン・ライオンズ(オノンダーガ族)
2006.06.11
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争いがないようにしなければならない。すべての人間を平等に扱いなさい。すべての人間に同じ法を与えすべての人間に、生き且つ育つための均等な機会を与えなさい。すべての人間は同じグレート・スピリットの長によって創られた。だから人間は皆兄弟なのだ。大地はすべての人間の母だから人間がその上で平等なのは当然のことなのだ。ジョセフ首長(ネズ・パース族)
2006.06.11
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霊的なものも、政治的なものも、すべてがひとつなんだ。なぜなら、創造神がこの世界を作ったとき、その創造神が誰であっても、彼は世界にまんべんなく触れたために、自動的にあらゆるものが霊性をおびるようになったからだ。
2006.06.10
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たくさんのことを学べばそれだけたくさんの信頼が生まれるそして、恐れはますますなくなってくる。メディウィウィンの祈祷師(オジブワ族)
2006.06.10
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どんな人間の心にも、人生の将来というものに対する、しっかりとしてゆらがない確信と言おうがか、肯定的で満足のいく信念をもつことへの、熱烈な渇望が宿っている。このような信念があると、人格は安定する。ところが、我々の中の多くの若者たちの心には、魂を落ち着かせるようなこのような錨(いかり)がなくなっている。トーマス・ワイルドキャット・アルフォード(ショーニー族)
2006.06.10
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ユーモアというものが、どこからやってくるかは知らないが、たぶんこの世で最悪の状況というものがユーモアのやってくる場所で、あんたはそこに落ち着いて座り、笑うことさえできるようになる。俺の思うにそれは、俺たちの内部の<善いもの>が、いつどこででも噴出してくるためじゃないだろうか。レニー・ハレット(トワナンダ・セネカ族)
2006.06.10
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大地はあなたに耳を傾け、空と、木々の生い茂った山は、あなたを見つめている。あなたがこのことを信じるならば、あなたはちゃんと年を取れるようになる。不詳(ルイセーニョ族)
2006.06.10
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インディアン居留地インディアン居留地の分布居留地(きょりゅうち、特別保留地)とは、アメリカ合衆国の下、アメリカ州の先住民族によって管理される土地。リザベーションという呼び名が一般的だが、有力な民族のものは自治権が強く一つの国家にも等しい力を持ち、ネイション(国家)と言われる。 同様にアメリカ州の先住民族を抱えるカナダにも同種の土地が存在する。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2006.06.09
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自然のなかに認められるものは、まるでひとりの人間のようなものだ。竜巻に話し掛けてごらん。雷に話し掛けてごらん。彼らはみんなあなたの友達であなたを守ってくれるだろう。不詳(ナバホ族)
2006.06.09
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命とは何か。それは、夜の闇にまたたく蛍のきらめき。凍てつく冬の空気にバッファローの掃く白い息。草原を走りまわり日没とともに消えてしまう小さな影。クロウフット(ブラックフット族)
2006.06.09
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ヘヨカの笑いヘヨカはモカシンを後ろ前に履き、前に進むときには後ろずさりして歩き、夏には寒いと毛布に包まって震え、零下の真冬に汗をかき、水着で水浴びに出かける。そうかと思えば、常にハンマーを持ち歩き、鍋でも卵でも丸いものを見るや叩いて平らにしようとするヘヨカもいる。・・・・・・ヘヨカは神聖で、可笑しく、パワフルで、馬鹿げていて、恥ずべき存在で、しかも、洞察力と先見の明で人と世を導いているのだ。・・・・・・馬鹿げた振る舞いのヘヨカは、実は神聖な儀式を執り行っているのだ。20世紀のラコタ族のメディスンマン レイム・ディア「アメリカ・インディアンの知恵」エリコ・ロウ
2006.06.09
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私たちは、すべての創造物の中には霊が浸透している、と信じている。そして、あらゆる創造物はさまざまな程度の魂を持っているけれども、必ずしも魂がそのことを意識しているとは限らない、と信じている。木や、滝や、グリズリー熊などは、みんな力(Force)の顕現したものだからだ。だから、私たちはそうしたものを敬っているのだ。オヒイェサ/チャールズ・A・イートマン博士(サンティー・ダコタ族)
2006.06.09
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~聖なる愚者~ 笑いに託して人生の教訓を人々に示唆するヘヨカの伝統は、ラコタ族には限らない。「あまのじゃく」「聖なる愚か者」、「コシャリ」や「コエムシ」などどと呼び名は変わるものの、アメリカ・インディアンの部族にはそれぞれ「聖なる道化師」がいて、笑いと戒めのメディスンで人を導いてきた。ニュー・メキシコ州西部にプエブロ自治区を持ち、伝統重視で知られるズニ族にも聖なる道化師は健在である。(中略)アメリカ・インンディアンの聖なる道化師の伝統について調べるうちに、ホピ族とズニ族では、泥でできた人間のような風体の「泥頭」が聖なる道化師としての重要な役割を担っていることを知った。(中略)アメリカ・インディアンの文化には偶然という概念はない。すべての偶然は必然であり、天のはからいだ。聖なる道化師は、所詮、あまのじゃくで人の思いに逆らう者。私が必死に追っている間は逃げ回っていたものの、あきらめて欲を捨てたとたん、目の前に姿を現してくれたというわけだ。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「アメリカ・インディアンの知恵」P74、75より抜粋。
2006.06.08
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頭のよい人ほど神を必要とする。自分は何でも知っているという思考から自分を守るためにも。ジョージ・ウェブ(ピマ族)
2006.06.08
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◆先住民族ってどんな人?国連や国際労働機関(ILO)は、あとからやって来た入植者の侵略を受けながらも、民族としての心のよりどころを失わず、先祖伝来の言葉や伝統、文化を受け継ごうとしている人々・・・とおおむね定義しています。☆北米の諸先住民族(ネイティブ・アメリカン/インディアン)、オーストラリアのアボリジニー、ニュージーランドのマオリ、北欧のサミ(ラップは俗称)、グアテマラのマヤ、フィリピンのコルディリエラ諸民族、日本ではアイヌ民族など。すなわち、先住民族とは・・・植民国家による領有以前からその土地に居住していた人々であり、その言語、伝統的慣習あるいは社会組織などの文化的特徴をすべてもしくは一部を保有している[あるいは保有していた]人々の子孫のことである。ネイティブ・アメリカン(Native American)についての豆知識近年、アメリカ大陸の先住民族の一部である「アメリカ・インディアン」の呼称について、差別を助長するという理由からネイティブ・アメリカンと呼び替える動きが進んでいる。しかし、この単語は、インディアンのみならずアメリカ合衆国内の先住民すべてを指すことが多く、またアメリカ合衆国で生まれ育った移民の子孫(白人・黒人・アジア系など)をも意味するのではないかという議論もある。一方、「インディアン」と呼ばれることに誇りをもつ先住民はこれを自称し、またその名称を替えること自体が差別的であるとする見解もある。ネイティブ・アメリカンには次のような先住民がいる。アメリカ・インディアン:いわゆるインディアン。エスキモー:アラスカに居住。ユピックなどとも呼ばれる(イヌイトはカナダのみ)。アレウト族:アリューシャン諸島に居住。アリュートともいう。ハワイ人:ハワイ諸島の先住民。ネイティブアメリカンにせよ、アボリジニにせよ、アイヌにせよ。先住民族の多くは歴史上、迫害や侵略を受けてきた事実があります。ちなみに。2万年前、日本海は陸地で、日本は大陸の東の端にあった・・・。この頃大陸から陸伝いに移動してきた人が縄文人と言われている。(旧モンゴロイド)やがて日本列島が大陸から分離すると、弥生人と言われる新モンゴロイドが日本にやってきた・・・。これらと、アイヌ系が混合して古代の日本人が形成されたと言うのが一般の説・・・。その後も大量の帰化人が日本に流入し、今日に至った。つまり日本人の先祖はモンゴリアン。中国人や韓国人とは間違いなく共通の先祖から生まれてきた。最近の研究ではDNAの研究からモンゴリアンの先祖は、バイカル湖周辺の新モンゴリアンのブリヤート人が日本人のルーツとされている・・・。
2006.06.08
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このシリーズは、アメリカ先住民族の神話・伝説について、書物や人づてに聞いた話などから取り上げて掲載しているものです。参考までに。
2006.06.08
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あなたの歌をうたえ空を見上げながら年老いた盲目の女性が歌った歌。(ヌートカ族)
2006.06.08
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すべての生命はワカンだ。そして風や漂う雲のように、動きの中で力を顕示するものすべてと、道端の丸石のようにじっと動かないものすべてもまた、ワカンなのである。何の変哲もない棒切れや石でさえ、霊的な本質を持っている。宇宙を満たし、いたるところに広がっている神秘的な力のあらわれとして、その霊的な本質は尊敬に値する。フランシス・ラフレスチェ(オセージ族)
2006.06.07
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こういうことをわしは知っている。ヴィジョンが真実で、力強いものであったならば、それは現実にも真実であり、力強いものだ。ヴィジョンは霊によって作り出される。それは、人間が失ってしまった眼を持って、暗闇の中に見るものなのだ。ブラック・エルク(オオガラ・ラコタ族)
2006.06.07
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