チェコが好き!プラハマニア

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『~欧州~ 美の浪漫紀行』 の番組内で ≪スラブ叙事詩≫ が紹介されていて、実物を見たときの感動を思い出しました


≪スラブ叙事詩/Slovansky epopej/Slav epic≫

日本のファンにお馴染みなのは華やかなアールヌーボーのリソグラフやポスターで≪スラブ叙事詩≫自体の存在はあまり知られていないと思います
というか私が知らなかった

≪スラブ叙事詩≫はミュシャが晩年16年かけて取り組んだ作品(20枚)で、スラブ民族の歴史上のエピソードがテーマ

スラブ民族の熱い魂が満ち溢れる連作で、スラブ民族がたどってきた苦しみ、将来への希望が描かれています
大きいものはナント8.1M×6.1M!!

1900年のパリ万博で南スラヴの歴史を描いたこと、アメリカでスメタナのわが祖国やイラーセクの歴史物語に触れたことが着想の背景にあるようです


大きな作品を目の当たりにしたとき 衝撃 を受けました
アルフォンス・ミュシャはフェミニンな絵を書くポスター作家だという印象が強かったので

チェコやスロヴァキアの国民から深く愛されている理由がわかります


連作の最後20枚目『スラブ賛歌』 (1926) 480×405cm
スラブ叙事詩20枚目
右下青い部分は民族の起源を、上部背景の明るい部分はボヘミアの輝かしい歴史を、暗い部分は他国の支配されていた屈辱の時代を示しています。中央は第一次世界大戦に沸く人々
(1918年にはチェコ・スロヴァキア共和国として独立し民族の悲願を果たします)



今までこの作品はミュシャの故郷(イヴァンチツェ)に近いモラフスキー・クルムロフ(Moravsky Krumlov)にありました
本当~に小さな田舎町!

展示されていたのは13世紀に建てられた モラフスキー・クルムロフ城 (城館)
Z?mek Moravsk? Krumlov

ミュシャ(モラフスキー・クルムロフ)2


表の看板はこんなかんじでミュシャ調
ミュシャ(モラフスキー・クルムロフ)1

http://epopej.cz/
公式サイトにはスラブ叙事詩20枚が掲載されています(小さいけど)


私はココへ2度訪れたことがあるのですが、、、1度は空振り号泣

チェコでは公式サイトの情報も当てにならない(記載せずに臨時休館だったり)のですが何度もチェックしたんです
たまたま訪れたのが月曜でして、、、看板を見ると 「月曜休館」

2009年から「月曜定休」になったようなのですが”英語サイト”のみ更新を忘れられていたのでした


あぁプラハからは相当遠かったのに・・・ショック。


ココは11月~3月は冬季休業するし(プラハ以外の観光施設はほぼ冬休み有り)、開館中も昼休みがあります。11月1日が日曜であろうともキッチリ1日からお休み!!
11時半ごろいって嫌な顔をされたことも(苦)  → もちろん13時に出直しましたヨ



★チェコ旅行者に朗報★

≪スラブ叙事詩≫がプラハへの移設が決定しました!!

長年ウワサされていた”プラハ移設案”ですが、「チェコ国民とスロヴァキア国民のものだ」と主張する国に対しミュシャファミリーが反対していたのです

当初2010年7月15日にモラフスキー・クルムロフでの展示を終了し、ヴェレトゥルジュニー宮殿(現在は国立美術館の一部)へ移設する予定でしたが、現在は 展示場所未定

NATIONAL GALLERY
www.ngprague.cz/


孫のジョン・ミュシャは移設を了承したものの、展示するなら 特別な意味合いのある場所 に専用の建物を 新たに建築 すべきだと、主張しているため
www.praguepost.com


ミュシャ家が提案している場所はプラハ市内のヴィートコフ(Vitokov)
≪スラブ叙事詩≫の1枚に『ヴィートコフの戦いの後』というタイトルの絵(11枚目)があるんですよね


今は未定なものの、、、プラハで見れるようになればぽっ

プラハ城にある『ヴィート大聖堂』にはミュシャのステンドグラス、共和国広場では 『市長の間(市民会館ツアー)』 、そして(どこかで)『スラブ叙事詩』

ミュシャファンの旅行者にとってはいいことだらけ
市内にはミュシャミュージアムもあるし、プラハだけで大満喫できますね


ミュシャの故郷に想いを馳せ、遥々足を運ぶ価値がある作品ではありますが、展示室に太陽光がサンサンと降り注いでいたりと管理不十分だったので個人的にはよかったと思います



【2013年1月追記】
ナショナルギャラリーのVeletrzni Palac(ヴェレトゥルジュニー・パラーツ)で全作品を展示
2012.05.10 - 2013.09.30
www.ngprague.cz


※プラハ城の「聖ヴィート大聖堂」にあるムハのステンドグラスの見学は2010年8月1日から有料になったようです、ご注意ください








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最終更新日  2013.01.14 12:04:21
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Re:ミュシャ≪スラブ叙事詩≫ ※プラハへ移設予定  
あきんこ さん
『美の浪漫紀行』は見逃してしまいました。。。(涙)
スラヴ叙事詩をはじめて見たときは、これがムハの作品??と衝撃をうけましたね。
チェコに戻ってからのムハの作品は、スラヴ民族色が非常に濃くて、ムハの祖国への愛情をとても感じます。
プラハに移転するんですね。行きやすくなって嬉しい反面、モラフスキークルムロフにも足を運んでみたかったような気もします♪
(2010.11.14 00:34:35)

あきんこさん、こんばんは~  
ntu0041  さん
BSでは頻繁に「チェコ」が登場しますね♪再放送も多いですからきっとまた放送されると思います

私は何気なく見ていたので『スラブ叙事詩』が登場してビックリ!で、懐かしくなりました。

『スラブ叙事詩』がプラハに移設されれば多くの旅行者が訪れる観光スポットになりますね。でも、確かにモラヴィア方面ののどかな風景も魅力的です
(2010.11.16 19:22:52)

はじめまして  
kumi さん
ntu0041さま、はじめまして。
昨年夏にチェコ(プラハとチェスキー・クルムノフ)に旅行して
すっかり魅了されたkumiと申します。
ムハは、、私もあのアールヌーボー調の作品しか知らず、
好きだけど特別好き!!という訳でもなかったです。
ですが、市民会館のツアーでのムハの手がけた市長の間、
それまで私のしってるムハの絵と全然違い引き込まれました。

前回8日間あっても全然足りず、GWに再訪しますがムハの
「スラブ叙事詩」を知って見に行きたくて現在調査中です。
なかなか辺鄙なところにある…という事でガイドを頼むか
悩んでいますが、一人で行けますか?(笑)
ちなみに英語もほとんどできません。
今まで各地でどたばた移動を繰り返しているので、乗換えが
発生すると躊躇してしまうのですよね(^^;

プラハから行きますが念のためにブルノで1泊します

はじめましてなのに、ぶしつけに質問して申し訳ありません。。
お手数でなければ…で構いませんので。

GWは9日間チェコにいるのですが行きたいところばかりで
厳選するのに本当に悩みます。 (2011.02.21 12:51:09)

Re:はじめまして(11/13)  
ntu0041  さん
kumiさん、コメントありがとうございます!

ベストシーズンのチェコに9日間とは有意義でステキなプランですね♪

残念ながら「スラブ叙事詩」は現在ムラフスキー・クルムロフでは展示されていません。サイトも調べてみましたが、プラハの美術館でもまだ展示していないようです

プラハ移設は決まっている話ですが、いつになることやら・・・(何せチェコですからね)

ブルノからならば世界遺産「トゥーゲントハート邸」の見学がオススメですが、現在改修工事中です(要予約)
ブルノは意外と近代的な街です、中世の雰囲気が好きならばちょっと期待ハズレになるかもしれません

時間はまだありますから良いプランにしてくださいね
(2011.02.24 00:55:07)

ありがとうございます  
kumi さん
お返事ありがとうございます。
地震やら何やらで見逃していました。。

スラブ叙事詩について、私も旅行友達からその話を聞き、
現地でツアー等企画されてる関係の方に問い合わせてみました。
調査して下さった結果、現時点でぷらはには5点しか
移されてなく、残りはまだ未定との事。
ちょうどお城が今日(3/31)迄閉館されているようで詳細は
直前にならないとわからないという話でした。
(あちらの方々は適当と言うか流動的なのだそうです)

先のコメントでは書き忘れましたが、元々レドニツェ城
ヴァルチツェ城を見に行く拠点としていました。
それらを見に行きつつ、、スラブ叙事詩がもし展示されるなら
見に行き、展示されなかったら…諦めるしかないですね。
でも、私もすっかりチェコに魅了されていますので、
また何度でも再訪していつか見たいと思います。

最近図書館で「もっと知りたいミュシャ」という本を借りました。
スラブ叙事詩が全て載ってるというので。。
どれも凄く素敵でしたが、「スラブ賛歌」が一番好きかも。
うまく言えないのですが、スラブの苦難やこれからの発展や
栄光を願っているようで心が震えます。
これ程までの祖国への愛って凄いですよね。 (2011.03.31 23:29:43)

kumiさん、お返事ありがとうございます  
ntu0041  さん
kumiさん

チェコ旅近づいてきましたね、ヴァルチツェでは是非ワインを♪

今週末からイースターで一気にONシーズンになりますよ
初夏のチェコを楽しんできてくださいね

チェコからすると「日本がキッチリしすぎている」ですから~(笑)のんびり旅が似合う国です
(2011.04.05 00:35:55)

Re:ミュシャ≪スラブ叙事詩≫ ※プラハへ移設(11/13)  
大樹幹雄 さん
スラヴ叙事詩は現在、ヴェレトゥルニジュー宮殿(見本市会場)で全20点が展示中。
展示期間はDate: 10.05.2013 - 2015.12.31
来年の12月31日までです。
料金は大人180CZK(約900円) ですが65歳以上の老人は半額の90CZK (約450円)となります。
解説は会場に入って右側の売店で英文の解説が10 CZK で販売しています。日本語の解説が必要な方は、関根日出男先生のブログのコピーの持参をお勧めします。
関根日出男先生著作集 関根日出男先生はチェコの研究家でチェコ政府からも表彰されている。 
この5月プラハの春 音楽祭と国立オペラ劇場と国民劇場でオペラ観劇に出かけた際にヴェレトルジュニー宮殿にも再度観に行きたいと思います。尚、展示の状況は団体の客をやり過ごせば略、貸切状態で鑑賞できます。 (2014.04.12 20:32:58)

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