喫煙と自殺との関連 (新たに発表された重要な証拠となる医学文献) 12-17歳のメンタルヘルス疾患の患者を対象にした研究で、Yale大学の研究者は喫煙と自殺そして自傷の間に著しい関連があることを発見しました。 2004年4月7日「Yale Daily News」 の報告です。 この研究はフィンランドのOulu University Hospital Department of Psychiatryに精神疾患で入院した157人の少年と少女を調べました。 研究者は喫煙する子供たちは、喫煙しない子供と比べ、自殺や自殺願望が4倍多く、自傷も3倍多いことを発見しました。 「少なくともこの集団では男女の違いがありました。自殺念慮と自殺は女性に多かったです」とYale医科大学助教授の Jaakko Lappalainenさんは語りました。
「これは、これまでの知見に合致します」。これまでの研究でも喫煙と自殺行動の関連は示されていましたが、Yaleの研究は喫煙と自傷の関連を発見した最初の報告です。Lappalainenさんは、この研究は自殺傾向のある回復期の患者に禁煙を勧奨する必要があることを示していると語りました。 この研究は「Journal of Adolescent Medicine」4月号に掲載されました。(訳:切明医師より)