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2011.03.30

【23%OFF！】ビルマVJ 消された革命(DVD)

2008年デンマーク映画です。

第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート、2009年サンダンス映画祭

ドキュメンタリー製作賞受賞、2009年ベルリン国際映画祭国際人権映画祭受賞、2009年

サンフランシスコ国際映画祭長編ドキュメンタリー賞受賞、2009年コペンハーゲン国際

ドキュメンタリー映画祭アムネスティ賞受賞、2009年アムステルダム国際ドキュメンタリー

映画祭人権賞受賞ほか150以上の映画祭で40以上の国際的な賞を受賞した作品です。

以前書きました通り、私はあえてこの国をミャンマーと呼ばずビルマと呼び続けますので、

あしからず。d(゜ー゜*)

40年以上も軍事政権による圧政が続くビルマで、1988年の総選挙で圧勝したはずのアウン

はずの軍事政権が居座り続けたため、それに抗議する学生を中心とした国民のデモが続いた

ものの、軍事政権が無抵抗のデモ隊に向かって容赦なく発砲、約1000人を連行、刑務所に

入れ死者約3000人もの犠牲者を出して押さえ込んでしまいました。

本作は、ビルマ民主化運動の様子を密かにビデオカメラで撮影、その映像を国外に持ち出し

世界に発信する「ビルマ民主の声」(本部：オスロ)に所属するVJ(ビデオ・ジャーナリスト)

達が、命の危険を冒しながら密かに撮影した映像で構成されたドキュメンタリーです。

ジョシュアと名乗る「ビルマ民主の声」のVJを軸に、その仲間達が命がけで撮影しています。

1988年の大規模な民主化運動から19年経った2007年8月15日に始まったデモは、兵士から

僧侶が暴行を加えられたことに抗議するために集まった僧侶達の大規模なデモ行進で、当初

傍観していた民衆も次第にデモ行進に加わり始め、日に日に参加者が増えていき、総勢10万人

にまで達します。

兵士のバリケード越しに僧侶達に手を合わせます。

軍事政権は6人以上集まっての集会を禁止、夜間の外出を禁止しただけでなく、僧坊を襲撃し

僧侶達を殺害・連行していきます。

それでも、残った僧侶達が通りに出てきて民衆を集めてデモを続けますが、その僧侶達も

秘密警察に連行され、やがて残ったデモ隊は1988年の時のように学生だけになり…。

後に続くのだそうです。

でも街頭のそこかしこに、秘密警察や政府の人間が紛れ込んでおり、いつ捕まるかわかり

ません。

ビルマの軍事政権や兵士は、武器を持たない市民はもちろん僧侶に対しても平然と発砲し

暴行も加えます。(￣□||||!!

デモ隊と軍隊が遭遇した一触即発の場面を真ん前で撮影していた日本人ジャーナリストの

故長井健司さんが軍隊に撃たれ兵士達に引きずられるように運ばれていく映像も出てきま

した。

やはり外国人ジャーナリストとわかった上でも、ビルマ軍は長井さんに救命措置を施すこと

なく道路脇に放置し死亡させたのでしょうか。＝(￣□￣;)⇒

軍事政権は、福祉にはお金を使わず国民に対して使うために国家予算の大半を軍事費に費や

しているとききました。

やはり非暴力ではあの軍事政権には太刀打ちできないと思います。

民主化運動が激化して政府軍と武力で戦って勝ち取ろうとしているリビアの反政府派に対し

多国籍軍が空爆で支援したように、国民に平然と軍事力を使うビルマ軍事政権に対して

も、国連レベルでなにかしら武力行使を行うことはできないのでしょうか。

横暴を重ねるビルマ軍と戦いジャングルを移動し続けているという元学生で構成される

レジスタンスがもっと勢力を増し攻勢をかければ、軍事政権を倒せるかもしれませんね。

日本ではほとんど報道されていませんが、ビルマでも最近地震があったようです。

きっと軍事政権は被災者を救助したり復興にお金を使おうとはしないのではなかろうかと

思います。

ビルマの被災者・犠牲者はどのような状況に置かれているのでしょう。;￣ロ￣)!!

本作の最後に表示されるアウンサン・スーチー氏の言葉、「あなたの持っている自由を

持たない人のために用いてください」が心に響きました。

自由を持っている私達は、自由を持たないビルマの人達のために一体何ができるでしょう。

一刻も早く軍事政権の圧政に終止符が打たれ、国民が自由を手にすることができますように

願って止みません。

私がご紹介することで、さらに少しでも多くの人が本作を見てビルマの現状を知るきっかけ

となり、やがては世界が動き始めることを切に願いつつ。　(￣人￣)

☆☆☆☆☆

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↓↓↓　こちらも以前ご紹介した、イスラエル人報道写真家ジブ・コーレンの活動を

追ったドキュメンタリーです。イスラエル人でありながら、パレスチナ側でも最前線で

撮影しようとし、テロや事件現場にもいち早く駆けつけ、イスラエル政府要人からも

ポートレート撮影を許されたという人です。まさに毎日が命がけですね。w(￣▽￣;)w