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2012.03.02

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2011年アメリカ映画、原題は"5 Days of War"です。

2007年のイラク、若いアメリカ人フリーランス・ジャーナリストのトマス・アンダース

(ルパート・フレンド)達は、取材に向かう道中に襲撃され、車は蜂の巣状態、絶対絶命と

いうところを多国籍軍としてイラクに来ているグルジア軍のアヴァリアニ大佐(ジョナサン・

シェック)率いる部隊に助けられます。

トマスとカメラマンのセバスチャン・ガンツ(リチャード・コイル)は命拾いし、搬送前に

トマスはアヴァリアニ大佐からお守りのブレスレットを渡されますが、一緒に車に乗って

いたトマスの恋人ミリアム(ヘザー・グラハム)はすでに出血多量で息絶えていました。

アメリカに戻ったトマスは1年後、命の恩人の祖国グルジアにセバスチャンと共に入り、

2008年8月8日、案内人との待ち合わせ場所であるレストランでの結婚式に見覚えのある

女性タティア(エマニュエル・シュリーキー)を見つけたトマスでしたが、その上空にロシア

軍戦闘機がいきなり飛来し空爆します。

危うく難を逃れたトマスでしたが、参列者はほとんどが犠牲になり、タティアと怪我人を

連れ、遠くにしかない病院を目指し車で移動しますが、その間もロシア軍・傭兵と南オセ

チア民兵のグルジア侵攻は続き…。

紛争状態の場所に出かけ取材するジャーナリストは本当に命がけですね。

北京オリンピック開幕と同日に始まったがため、世界の注目を集めることがなかったとい

う南オセチア紛争(グルジア紛争)を描いた作品です。

フィクションも入った作品のようですが、グルジア側から見た紛争を描いています。

監督は「ダイ・ハード2」「クリフハンガー」のレニー・ハーリン監督です。

たものだそうです。とてもリアルな描かれ方でしたもの。

ということは、グルジアでロケをしたのでしょうか。

私は以前からグルジアって英語では(オリンピックなどで)ジョージアって呼ばれているのに

なぜ日本語ではグルジアって読むわけ？と疑問に思っておりましたが、ロシア語読みだそう

です。

ではなくジョージアと呼ぶように要請しているのだそうです。

なんで認めてあげないの？

ジョージアでいいじゃない。ジョージアって呼び改めてあげましょうよ。

EUにもNATOにも入れてあげればいいのに。

平和維持活動などで、ちゃんと国際的な義務は果たしているようですし。

ジョナサン・シェック演じるアヴァリアニ大佐は大活躍でした。

1度ならず2度までも？

アンディ・ガルシア演じるグルジア大統領はロシアから侵攻されて国民が虐殺や略奪さ

れて心配するどころか対外的な体裁やら駆け引きを気にして首都を守ることだけを決意

していたのは、いただけませんでした。

国民や他の町は見捨てるのかい？(-"-)

軍隊が小さすぎ(侵攻してきたロシア側は兵士4万人でグルジア軍の3倍)たから？

侵攻して虐殺・略奪したロシア側が一番悪いと思いますけど。

この紛争で5万人が家を失い今も難民として暮らしているとか。

最後に、実際に難民となった人達の証言が出てきます。

あと、トマスのジャーナリスト仲間ダッチマン役を演じていたヴァル・キルマーがあまりに

恰幅が好過ぎていたので、かなりびっくりしてしまいました。うーむ。

☆☆☆☆

↓↓↓　こちらも以前ご紹介した似たような題材の映画です。

リチャード・ギアとテレンス・ハワード演じるフリーランス・ジャーナリストのコンビは

戦犯容疑者を取材するべくボスニアに入る話です。

私はこちらの方がもっと恐かったです。