ねこっぽ雑記

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舞踊「華酔木挽賑~お祭り」

【舞踊「華酔木挽賑(はなにようこびきのにぎわい)~お祭り」】



 12:00に開演。まずは舞踊「華酔木挽賑(はなにようこびきのにぎわい)~お祭り」から。

 最初に 歌女之丞さん、京妙さん、芝のぶさん たち14人の手古舞が板付きで登場。舞を披露した後、 富十郎さん・吉右衛門さん・梅玉さん、段四郎さん、歌昇さん の鳶頭と 秀太郎さん、時蔵さん、水谷八重子さん、波乃久里子さん の芸者がせり上がります。鳶頭と芸者たちが舞を披露した後、花道から芸者役の 鴈治郎さん が登場。全員で踊って幕になりました。

 印象的だったことをいくつか挙げますと、昼の部は手古舞の皆さんの振りがかなり怪しくて、いかにも俳優祭という感じでした。夜の部の振りがきちんとしていたのはさすがでした。

富十郎さん は昼の部ではずいぶんと目が釣りあがったようなお化粧をされていて友人と一緒に「あれはスゴいなぁ~」とびっくりしていたのですが、夜の部は昼の部のようにびっくりさせられるお化粧はされていませんでした。

 昼夜ともにひっくり返りそうになったのは芸者役の 秀太郎さん が醸し出す色気。かつて「演劇界」で芸者を演じておられる秀太郎さんの写真を見て、それだけでも「すごい色気だ…」と驚いたのですが、やはり生はもっとすごかったです。

 同じく芸者役だった 鴈治郎さん は芸者の格好をされていてもどこか上方の匂いがして、あらためて鴈治郎さんは上方歌舞伎の役者さんなんだということを感じました。

 ちなみに「華酔木挽賑~お祭り」と模擬店に出演予定だった 芝翫 さんは都合により休演とのことでした。残念。


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