ねこっぽ雑記

ねこっぽ雑記

ねこっぽ歌舞伎事始

【ねこっぽ歌舞伎事始】



 ねこっぽの趣味は観劇。その大部分は歌舞伎観劇です。大学に入ってから歌舞伎を見るようになり、今年で6年目になります。


 最初は歌舞伎なんて全然興味がありませんでした。


 そんな私が初めて歌舞伎を見たのは大学1年生のとき。「日本文学科なんだから1度歌舞伎を見に行ったら?」と母に勧められ(注:私は、日本文学科の学生でした)、たまたま手元に歌舞伎座の割引券があったこともあって、初めて歌舞伎を見ました。この時は歌舞伎に少し興味を持ったもののまだハマリはしなかったです。それどころか終演時間のあまりの遅さに半ば頭に来てました(歌舞伎座の夜の部終演時間は大体21:00頃)。


 歌舞伎にハマるきっかけとなったのはスーパー歌舞伎の「新三国志2」。歌舞伎に少し興味を持った延長で何の気なしに見に行ったのですが、これにはヤラれました。冗談抜きで興奮のあまり客席で熱を出しました。舞台を見てあんなに興奮したのは他にありません。ストーリーといい立廻りといい本当に面白かったのです。


 その後、市川猿之助さん・横内謙介さんの『夢みるちから ―スーパー歌舞伎という未来―』(春秋社)という本を読んだ私は歌舞伎が長年培ってきた「知恵」に興味を持つようになりました。そしてそこから歌舞伎をもっと知りたいと思うようになり、歌舞伎通いをはじめるようになったのです。


 熱しやすく冷めやすいねこっぽですが、歌舞伎をもっと知りたいという気持ちとミーハ―な気持ちが手伝ってか、知らない間に6年目に突入していました。まだまだ初心者のねこっぽながら、以前よりはほんの少し歌舞伎に近づけたような気がしています。素晴らしい舞台や楽しい舞台にも出会えたし、面白い出来事、嬉しい出来事もたくさんありました。


 最近は、本当に歌舞伎のことを知りたかったら、歌舞伎ばかりではなく他の物にも触れなければいけないなと感じています。ちょっと「井の中の蛙」になってきてしまったので、視野を広くしていろんなものに触れてみたいです。
とはいいつつ通い慣れた歌舞伎座は居心地がいいので、つい歌舞伎座ばかりに行ってしまうねこっぽなのでした。




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