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紙市
映画感想とにがお絵です。
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2007.04.18
テーマ： 映画レビュー(888)
カテゴリ： 映画－あ・か行
－１９９８年作品－
[監督] 磯村一路
[出演] （篠村悦子：悦ネエ） 田中麗奈
（菊池多恵子：ダッコ） 真野きりな
（中崎敦子：ヒメ） 清水真実
（矢野利絵：リー）
（中浦真由美：イモッチ） 久積絵夢
今回はパンフを持っていなかったので、
そのため映画とは結構雰囲気が違ってしまいました。
－－－－－－－－－－
この映画も好きなんですよネ～。
時代設定は１９７６年、場所は松山、ボート部が舞台。
ボート部が舞台となっているので、海や湖が何度かでてきました。
その海や湖がキラキラ輝いているシーンがあってとても綺麗なんですが、まさしくこの映画そのものがキラキラ輝いている映画だったとおもいます。
【家出しとってん】
自分はこの映画、最初の方から、いいなぁ～とおもうシーンがいくつかありました。
まずはタイトルがでた時にかかっている主題歌「オギヨディオラ」
韓国のリーチェという女性が歌っているこの曲、ゆったりしたメロディーにのせて懐かしさというか、やわらかな雰囲気を感じさせてくれました。
（またこの曲が、最後の決勝戦の時に流れ、凄く盛り上げるんですよネ）
（田中麗奈） が自宅に戻って、おばあちゃんにどこに行ってたのかと聞かれた時の返事。
それは「家出しとってん」という返事。
おもわずドキンとしてしまい、一気にこの悦子という女の子が好きになりました。
自転車で、ちょっとはなれた海へ行っただけ、しかも昼間に。
でも彼女が、“家出”と言った気持ちが、なんとなくわかるような気がしました。
でもなにか満たされない感じ。
なにか空白な感じ。
どこか違う場所に身をおいてみたい。
何をするというものないのだけれど。
そして家族にもチョッピリ心配してもらいたい。
そんな気持ちだったんじゃないでしょうか．．．。
悦子の言葉を聞いたおばあちゃんのセリフも最高でした。
「次はばあちゃんも、連れてってやなぁ」
優しくて、ちょっとユーモラスなセリフでした。
【なんにもないんです】
もう一つ印象に残ったセリフがありました。
女子ボート部で充実した日々を送る悦子だったが、ある日腰を痛め、部活動ができなくなってしまう。
病気療養中にバッタリ出合ったコーチにおもわずポツンと言ったセリフ。
「私．．、私、ボートがないとなんにもないんです．．．」
このチョットさみしいセリフが、心に残りました。
自分で部をつくり、仲間を集め、試合に負けても今度こそと思い、やっと自分の打ち込めるものを見つけた悦子だったのに。
それらが一気に消えてしまい、またもや空白な感じになってしまった哀しい気持ち。
実はコーチは昔日本代表だったのだけど、ボートだけの生活にイヤけがさして辞めた、という過去を持っていて、コーチを引き受けたのも、学校の先生に無理やり頼まれたという設定。
そのコーチに向かって、「ボートがないとなんにもないんです」と言うところも心に残りました。
女の子達のキラキラ輝いてる姿を描いてるこの映画。
といっても特別な女の子達ではまったくない。
ボート部を舞台にしていてもスポ根とも違う。
１９７６年の松山にいた、普通の女の子達がキラっと光った一瞬を、とても素直に描いた映画だったとおもいました。
（セリフに方言を使っているのも、とても良かったです）
＋＋＋＋＋＋＋＋＋
がんばっていきまっしょい コレクターズ・エディション(DVD) ◆20%OFF！
[監督] 磯村一路
[出演] （篠村悦子：悦ネエ） 田中麗奈
（菊池多恵子：ダッコ） 真野きりな
（中崎敦子：ヒメ） 清水真実
（矢野利絵：リー）
（中浦真由美：イモッチ） 久積絵夢
今回はパンフを持っていなかったので、
そのため映画とは結構雰囲気が違ってしまいました。
－－－－－－－－－－
この映画も好きなんですよネ～。
時代設定は１９７６年、場所は松山、ボート部が舞台。
ボート部が舞台となっているので、海や湖が何度かでてきました。
その海や湖がキラキラ輝いているシーンがあってとても綺麗なんですが、まさしくこの映画そのものがキラキラ輝いている映画だったとおもいます。
【家出しとってん】
自分はこの映画、最初の方から、いいなぁ～とおもうシーンがいくつかありました。
まずはタイトルがでた時にかかっている主題歌「オギヨディオラ」
韓国のリーチェという女性が歌っているこの曲、ゆったりしたメロディーにのせて懐かしさというか、やわらかな雰囲気を感じさせてくれました。
（またこの曲が、最後の決勝戦の時に流れ、凄く盛り上げるんですよネ）
（田中麗奈） が自宅に戻って、おばあちゃんにどこに行ってたのかと聞かれた時の返事。
それは「家出しとってん」という返事。
おもわずドキンとしてしまい、一気にこの悦子という女の子が好きになりました。
自転車で、ちょっとはなれた海へ行っただけ、しかも昼間に。
でも彼女が、“家出”と言った気持ちが、なんとなくわかるような気がしました。
でもなにか満たされない感じ。
なにか空白な感じ。
どこか違う場所に身をおいてみたい。
何をするというものないのだけれど。
そして家族にもチョッピリ心配してもらいたい。
そんな気持ちだったんじゃないでしょうか．．．。
悦子の言葉を聞いたおばあちゃんのセリフも最高でした。
「次はばあちゃんも、連れてってやなぁ」
優しくて、ちょっとユーモラスなセリフでした。
【なんにもないんです】
もう一つ印象に残ったセリフがありました。
女子ボート部で充実した日々を送る悦子だったが、ある日腰を痛め、部活動ができなくなってしまう。
病気療養中にバッタリ出合ったコーチにおもわずポツンと言ったセリフ。
「私．．、私、ボートがないとなんにもないんです．．．」
このチョットさみしいセリフが、心に残りました。
自分で部をつくり、仲間を集め、試合に負けても今度こそと思い、やっと自分の打ち込めるものを見つけた悦子だったのに。
それらが一気に消えてしまい、またもや空白な感じになってしまった哀しい気持ち。
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そのコーチに向かって、「ボートがないとなんにもないんです」と言うところも心に残りました。
女の子達のキラキラ輝いてる姿を描いてるこの映画。
といっても特別な女の子達ではまったくない。
ボート部を舞台にしていてもスポ根とも違う。
１９７６年の松山にいた、普通の女の子達がキラっと光った一瞬を、とても素直に描いた映画だったとおもいました。
（セリフに方言を使っているのも、とても良かったです）
＋＋＋＋＋＋＋＋＋
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