最優秀ヨーダ賞
第233回「囲碁界の「あの日」とは?」
urayasu_drinker_fuyuさん
あの日 第一話
初手天元に対して白がツケて...、中央に「風車」が出現した。
そして右上隅でも「風車」が出来上がった。
もちろん星にツケてだ。
それはまさに天空に咲いた花火のようだ。はかなく消えていくであろう大輪の...
対局者の二人は顔を上げほほ笑みあった。満足だった。
(美しい...)
(打ち掛けにしましょう...)
次の手はもう打てないのだ。
打てば全てが台無しになってしまう...
微妙なアンバランスさにの上に、絶妙なバランスが保たれているのだ。
そう...キリ合った風車の向きが一致していたのだ。
何人(なんぴと)たりともこの棋譜を汚すことはできない、
何人たりとも...
二人は席を立って棋院を後にした。
もう帰ってこなくていいゾ...
大竹...神田...
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あの日 第二話
残された記録係はどう処置したらいいか判らず大物棋士を呼んできたが、相手が悪かった。
依田に相談してしまったのである。
依田は対局室に入って盤面を見るなり、みるみる顔を真っ赤にして鬼の形相となった。
(大竹さん!なんで俺以外のヤツと! これは俺とあんたでしかできないと思っていたのに)
彼は「神の棋譜」を見て自分の感情を抑えることができなかった。
渾身の力で手の平を盤にたたきつけると、「バチーン!!」「ドン!」割れた...
びっくりした記録係が依田を見て言った。
「依田先生...
鼻から『幼虫』でてますヨ」
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あの日 第三話
依田は『幼虫』の頭を親指で鼻に押しこみながら記録係に言った。
「今日のことは全て忘れろ!いいな、おまえの為だ。」
記録係は頭が混乱していて聞き返した。
記:忘れろって... 『幼虫』の事ですか?
依:それはどうでもいい、対局のことだ...
今日の対局はなかった。お前も記録係でなかった。いいな」
依田はそう言って記録係が書いた棋譜用紙を掴み取って、対局室を出て行ってしまった。
残された記録係は後始末をしなければならなかった。
割れた盤を部屋の隅に移し、床に散らばった碁石をひろおうと屈んだ時に...??
何かが...動いた...(モゾッモゾ) 依田の鼻から飛び出したヤツがいたのだ。
しかし、弱りかけているのか?動きが鈍い。
(依、依田先生に... だめだ、間に合わない! 死んでしまう...)
記録係は直観していた。この『幼虫』こそフォースの源なのではないかと。
「フガッフガッ フガガ...」
なんと、彼は弱った『幼虫』を自分の鼻に押しこんだのだ。
もちろん...
親指で。
スギちゃん:この賞ではプルシェンコさん・メッシさんに続いて呼ばれたそうで光栄だぜ~。実は、去年ここに来てある粉を飲んだら、今年大ブレークよ。後であれがプルシェン粉だって知ったぜ。ワイルドだろ~。でもそろそろプルシェン粉の効き目も切れてきたんで、来年は幼虫使おうかな。
司会:来年も来てほしいですね。ところで、今年も控室にはプルシェン粉が用意されているそうです。続いて最優秀さもありなん賞です。プレゼンターは今年一番活躍した料理人川越達也さんです。
最優秀さもありなん賞
第247回「碁会所ドアの張り紙」
urayasu_drinker_fuyuさん
「冷やし中華」始めました。
次点
第234回「強そうに見える碁打ち」
urayasu_drinker_fuyuさん
理由もなにも...草食系としての動物的『勘』です。
nipparat
ゴマ塩のビンを3時間見つめ続けている。
川越:これ面白いですねえ。何気ない、あっても不思議ないような一言でここまで味わいを出したのは素晴らしいですよ。上等なイタリア料理のようですね。ただね、冷やし中華ってちょっと酸っぱいでしょ。それと具がオシャレじゃないでしょ。ちょっと違うと思うんですね。私なら、チーズたっぷりでトリフをちらしますね。どうです、タイアップでやりますか?
司会: それパスタじゃないんですか~?!貴重な提案ありがとうございます。え~次は実用賞です。プレゼンターはさかなクンです。
最優秀実用賞
第250回「囲碁のゆるきゃら」
fnkyksjさん
吾朗先生をフィーチャした
ゴロにゃん
次点
第238回「碁月病対策」
宗悠さん
棋譜並べをやめて、
碁石アートで
パンダを作って癒される。
さかなクン:ありがとうございま~す。実はですね~、もうゴロにゃんの制作に取りかかってるんですよ。もうすぐ完成するので、来年のNHK杯ではうちのパパが頭にかぶって出演しますからね。楽しみにしてくださいねえ。
司会:楽しみですねえ。さかなクン、今日は美味しい三河湾の魚を用意してますので楽しんで行ってくださいね。続いて特別総裁ツボ賞です。
特別総裁ツボ賞
第247回「碁会所ドアの張り紙」
貼り紙さん
「ハガシ禁止」と書いてある
nipparat:爆笑度抜群でした。新人の張り紙さん、かつての駒田選手のような満塁ホームランデビューです。また作品お待ちしています。
司会:さあ、いよいよこのあたりから最優秀作品に向けて重い賞が続きますよ~。まずは、囲碁ボケの華・超絶バカバカシ作品賞。プレゼンターは今年も活躍宮根誠司さんです。
超絶バカバカシ作品賞
第233回「囲碁界の『あの日』」
あっじょさん
滝川クリステルの斜め姿勢はシチョウを確認していたことが判明。
次点
nipparat
囲碁守袋の中に小さな囲碁の神が入っていた。
あれから半年、まだ何のご利益もないが、何かあるに違いないと思い待ち続けている。
問題は神が超グルメであり食費が一日10万円かかることだ。
第231回「写真でひとこと」
ひろさわさん
「私も封じ手予想クイズに応募します!」
宮根:滝川さんのナナメはそんな意味があったんですね。そうじゃないかと薄々思ってましたよ。いやあ、私の隠し子騒動の「あの日」もたいへんでしたよ。滝川さんは口も聞いてくれませんでした。まさに御機嫌ナナメってやつですね。お、上手い、ハハハハハハ。
司会:さすが前向きですねえ。大丈夫でしょうか、シチョウ星は見えてないでしょうか。次は大人の遊び囲碁ボケの真髄でもある社会風刺作品賞です。プレゼンターは野田元総理です。
最優秀社会風刺作品賞
第233回「囲碁界の「あの日」とは?」
urayasu_drinker_fuyuさん
石田秀芳新理事長が誕生した...
プロ・アマ共に、碁会の頂点が「コンピュータ」となった瞬間である。
次点
第248回「大声コンテスト」
nipparatさん
近いうちに碁を止めると約束します!
野田:約束を守りましたよ。これで嘘つきと言われる夢を見なくて済みます。皆さん、コンピューターが頂点になっていいんでしょうか?一旦はドジョウこと私が日本の頂点になったんですから、逆戻りしちゃあいけませんよ。コンピューターに決断ができますか?できないしょう。私が決断します。
司会:「近いうち」が流行語大賞を逃して残念でした。今日は疲れを癒してください。この後、野田先生は安来節で踊りを披露してくれるそうです。この作品は、いよいよ足音が大きくなってきたコンピューター囲碁をひねりを加えて巧みに表現しましたね。
続く
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