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2017年05月18日
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カテゴリ: 航空&ミリタリー
 現在のレーダー等では検知できない晴天時の乱気流を検知する
技術を宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した。
 雨雲等を伴わない乱気流の検知は困難なため、シートベルトを
していない状況、機内でワゴンによるサービスを実施している状
況で乱気流に突入し、激しい揺れが生じたことなどによる大きな
事故が起きている。
 離着陸時はさらに危険な事故の原因となっている。

 2015.07.11 GIZMODO

 飛行機に乗っているとき、突然の乱気流の被害を最小限にする
には、シートベルトを外さないことだ。
 乱気流検知装置の重量は約150kg。
 機体前部に設置し、進行方向にレーザー光を照射、散乱光を受
信し、気流に応た波長の変化から、乱気流の有無や位置を割り出
す仕組み。
 JAXAは小型ジェット機に搭載し、日本近海の高度600~1万
2000メートルで19回飛行実験。
 平均約17.5km先の乱気流を検知できるとの結論を得た。

 航空機技術確立
 2017年5月13日 東京新聞
 発見するのが難しい晴天時の乱気流による航空機事故を防ぐ
ため、機体前方からレーザー光を放ち、進路に存在する乱気流
を事前に検知する装置の基本技術を宇宙航空研究開発機構
(JAXA)が13日までに確立した。
 小型機に搭載した試験で、約17.5キロ先の乱気流の検知に成
功。
 大型機でも接近までに約70秒の余裕が生じ、着席するなど安
全確保の行動が間に合うとしており、早期の実用化を目指す。
 JAXAなどによると、日本周辺で1990~2012年に乗客乗
員が重傷を負った大型航空機の事故の約4割、35件は乱気流が
原因で、多くは晴天時とみられる。
 (共同)
 JAXAは装置の小型軽量化を進めたいとしているが、技術の進化
をはかれば、レーダー技術とあわせるなどしてステルス機の航跡
を把握できるのでは、と素人考えする。
 ステルス機は目で見えるので、日中は地上からの攻撃に脆弱だっ
たりする。
 進行方向がある程度把握できれば、夜間でも撃墜体制をとるこ
とが可能になるかもしれない。
 もちろん、ステルス戦闘機の主な活躍の場は空対空戦闘であり、
この場合17.5kmの検知距離はないに等しいので、ステルス性能が
ムダという訳ではない。






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最終更新日  2018年02月19日 20時53分45秒
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