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2019.08.06
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テーマ: 熱中症(351)
カテゴリ: 健康


熱中症で多数の死者が出ているようです。

今年は急に暑くなり、体の準備ができていなかったためなどと、気候のせいにする人もいます。
しかし、それでは屋外に裸で生活している野生動物以下です。

多くの場合、熱中症の原因は、塩分と冷房の控えすぎです。

まず、行き過ぎた減塩は熱中症のリスクを高めるだけです。
人体が正常に機能していれば、多少塩分を取り過ぎてもちゃんと排出してくれます。
大量の汗をかいて体内の塩分が失われているのに、1日にとる塩の摂取目安量を越えないように努力するのは、自殺行為です。

熱中症の症状が出ているのに、水分ばかりとっても、熱中症を悪化させるだけなので、水分より塩分をとりましょう。
汗とともに塩分が失われると、それ以上塩分が失われないよう、人体は汗を止めます。


喉が渇く前にこまめに水分を取ることが推奨されていますが、塩分も含んでいないとかえって危険です。
無理して水分だけをとっても、そのうち、下痢になりますが、おなかが冷えたためと勘違いすると思います。
それでもまだ、冷たい水なら、多少体温を下げてくれるので、マシかもしれません。

塩分をとっていれば、暑いときには汗をかきますし、ちゃんと喉の渇きも感じるようになります。

行き過ぎた節電で冷房を控えすぎるのも危険です。
室内で熱中症で亡くなる人は、冷房を切っていたりします。
電気代を気にして冷房を我慢する人もいるようですが、電気代と命とどちらが大切なのでしょう。

また、歳を取ると暑さに鈍感になります。
熱中症の危険度を示す温湿度計があれば、暑さに鈍感な人もリスクを減らせます。
いったん、熱中症になると、汗が出ないために、扇風機では涼しく感じなくなります。

暑い部屋で寝ているうちに熱中症になることもあります。

熱帯夜では窓をあけずに部屋を冷房して、ちゃんと布団をかけて寝るのが熱中症予防になります。

高気密高断熱住宅では、冬の保温性能だけでなく、夏の保冷性能も高いので、冷房代も節約できます。
低気密低断熱住宅では、冷房代を節約することで、熱中症のリスクを高めることにつながります。
我が家では、真夏は24時間冷房していますが、冷暖房が不要な季節の電気代とほとんど差がありません。
オール電化の家では夜の電気代が安いため、冷房を続けて室内の冷気を維持した方が、割高な昼の電力消費が少なくなります。




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Last updated  2019.08.09 14:16:14
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