酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん

酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん

2025年06月27日
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そうこうするうちに雨は小やみになってきて、濡れた服もかわいてきたので 次の目的地にむけて出発 しました。時刻は10時半を過ぎた頃。

向かったのは、 長岡京市 にある 「柳谷観音 楊谷寺」 (やなぎだにかんのん ようこくじ)です。
宇治から長岡京まで少し高速を走り、あとで立ち寄る予定の長岡天満宮の横をぬけて、すれ違いも難しい山道をくねくねと10分ほど登って行きました。
山門に近い駐車場2カ所はすでに満車で、さあ、どうしたものかと思ってたら、100mくらい先で おばちゃんが「おいでおいで」 しています。この際まあいいかってことでそこに入れることにしました。

個人がやっている駐車場かなあって思ってたら、ほかの駐車場と同じでお寺が経営しており、 繁忙期にあける臨時駐車場 でした。少し歩く距離は伸びますが結果オーライです。

「柳谷観音 楊谷寺」 は、山深い自然に包まれた、808年開創の歴史あるお寺で、弘法大師もたびたび参詣したと伝えられています。
弘法大師が参詣したある日、お堂の近くの湧き水で子猿のつぶれた眼を親猿が洗っているのを見て、祈祷を施したところ子猿の眼が開いた、という言い伝えがあるそうです。その後、大師がその湧き水にさらに祈祷をすると、多くの人々の眼病が治癒する霊水となったということです。
それ以来、このお寺は 眼病治癒に霊験あらたかな祈願所 として信仰を集め、 「やなぎださん」 と呼ばれて親しまれてきたそうです。




お詣りして御朱印もいただきました。
​​​ ご本尊は「十一面千手千眼観世音菩薩」 ​​​ というにぎやかなお名前の観音様です。


さて、 ここがあじさいの名所となったのはわりと近年のお話 で、長岡京市には桜、ツツジ、カキツバタ、牡丹や紅葉の名所として知られた寺社はあるものの、初夏に目を楽しませる花の名所がない、ということで、 ​​ この柳谷観音を「あじさい寺」としてPRしよう ​​

さきほど立ち寄った三室戸寺では庭園のあじさいでしたが、この柳谷観音ではあじさいの群生を楽しむというより、 工夫をこらした「あじさいアート」がインスタ映えする ことで有名になったようです。
この時期、 「あじさいウイーク」 と銘打って、押し花御朱印や数珠ブレスレットづくり、目によく効く「眼力ヨガ教室」などいろいろなイベントも開かれるそうです。

山門を入って、まず あじさいの花手水


本堂から奥之院へは回廊の長い階段を登って行きます。


秋の紅葉もなかなか見ごたえがあるそうです。


境内のあちこちには、 あじさい柄の傘を使ったユニークなアート も・・・








中でも一番人気は、 石段にしつらえられた「花階段」 です。



緑のあじさいで ​「昇り龍」​ を表現しています。


目にまつわる病や悩みにご利益がある 「眼力稲荷」 が花階段の奥にあります。ここはお寺ですが、こういうところに神仏習合の名残が見て取れます。

おまけ

「ミャクミャク花手水」 だそうです。 大阪・関西万博との「勝手コラボ」かな?(笑)

いやあ、見ごたえがありました。ウィンク

お昼時なので、参道の茶屋で 「あじさいうどん」と焼きおにぎりで軽く昼食。

フタ付きの容器ごとシャカシャカとふって中身を混ぜ合わせます。


柳谷観音さんを後にして、山を下ります。最寄駅から30分近くかけて歩いてくる人を何組か見かけました。
最後の立ち寄り場所は 「長岡天満宮」 です。地元では「長岡の天神さん」と呼ばれて親しまれています。




とはいうものの閑散としていて、わたしたちのほかに見かけた「参詣者」は、この方だけでした(笑)


さびれた感もありましたが、 シーズンには、広大な八条ヶ池周辺に青もみじや花しょうぶ、カキツバタなどが見事に咲き誇る そうです。

もちろん学問の神様ですから、七五三や受験シーズンには多くの参拝者で賑わいます。

実は私、父親の仕事の関係で、幼稚園から小学校1年くらいまで、この長岡京市(当時は長岡町)に住んでいたことがあるんです。なので、この長岡天神さんにもお参りに来たことがあると思います。全然記憶はないですが。

参拝とあじさい見物を終え、帰路につきました。
三室戸寺での土砂降りは余計でしたが、あとは 「紫陽花には雨がよく似合う」 と言ってられる程度の雨ですみました。
なかなか面白い小旅行でした。​​​​​​​​​ ​​





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最終更新日  2025年06月27日 23時55分51秒
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充実しましたね  
Whippers さん
前ページとは打って変わった派手な観光寺ですこと。
鎌倉の長谷寺を彷彿とさせます。紫陽花寺としてリニューアルしたんですね。観光地かしている神社仏閣いろいろありますけど、生臭くて(笑)も怪しいお布施で稼ぐよりこの方が健全な気がします(すいません下世話な発言で)。

紫陽花の花で所狭しと埋め尽くされた花手水や鋪道の脇の花も綺麗ですが、何と言っても花階段は圧倒的な美しさです。
下の花手水の中の赤いのも紫陽花でしょうか?鮮やかな赤が目を惹きます。
ふるふるあじさいうどん、美味しそうですね。こんな蒸し暑い日にはぴったり。

長岡の天神さまも明るくて、こういう造りの神社好きです。
この辺りに居たことがあるとの事。
参拝したかは覚えていなくても、街なかは覚えているんじゃないでしょうか。懐かしい気持ちになりました?

先の記事の冒頭や、この記事の下方2枚の写真に写っている方々はのぶりん
夫妻でしょうか?

(2025年06月28日 12時14分05秒)

Whippersさんへ  
三室戸寺と柳谷観音、どちらも平安から続く歴史あるお寺ですが、経営?の仕方は対称的ですね。それぞれに特色を出していて比較すると面白かったです。
柳谷観音さんのほうは、観光PRの一環で企画してるので、昨今はやりのSNS映えをかなり意識しているようです。先日やっていた朝の情報番組で紹介されていたので、行きたいなとは思ってました。K子ちゃんも、同僚の方がここへ来た話を聞いて興味を持ってたので、今回の旅に同行しようと思ったそうです。

お尋ねは、ミャクミャクの花手水のことですかね。青いのはあじさいですが、赤いのはたぶんカーネーションです。白はカーネーションと手毬菊だと思います。
写真ではわかりませんが、ミャクミャクの目玉を模したピンポン玉もいくつか入っていましたよ。

人目を引こうと一生懸命考えて工夫した感が満載で、かつ押し付け感なく古寺の雰囲気を壊さない、ちょうといいころ合いだったので、好感を持てました。

でも、「怪しいお布施」で稼ぐって・・(笑) 心当たりがあるんですか?

長岡天神は、はじめ、裏側の駐車場から入ってきたので、人もいないし、名前のわりに貧相だなあっていうのが最初の感想でしたが、正面の大鳥居のほうへ歩いて行くと広大な池や庭園があって、「失礼しました。こりゃ立派な神社だわ」、って思いました。
長岡に住んでいたころのかすかな記憶には、天神さん周辺の中心街の景観はまったく残ってませんので懐かしさは感じませんでした。ちょっと郊外の住宅地のアパートに住んでいたので、その周辺の景色がわずかに思い出される程度です。

前編の最初の写真の、石段の下で傘を杖替わりにしてるのは私です。
後編の、天神さんの社殿の前と、池のほとりを歩く二人は、カミさんとK子ちゃんです。 (2025年06月29日 14時37分58秒)

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