わたしのブログ

2020.01.29
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カテゴリ: 日常
先日電車内で偶然にも落語のようなできごとを目撃することができました。


出勤時…とある路線の始発駅…決まった時間に決まった車両の決まったドアから入線してきた空っぽの電車に乗り、決まった座席に座る男性…私自身、出勤時間がまちまちなのですが、この電車に乗ると必ずいるこの男性…何か事情があるのか、指定席となったドアサイドの席に、いつも足を開いて座ります…この路線の車両では 7人掛けの長椅子を 4人掛け部分と 3人掛け部分に分ける手摺りがついており、4人掛け部分の端にこの男性がいるため、いつもその隣りには 1人分座れないスペースが残ってしまっています。
この時間帯に電車に乗るのはほとんどがサラリーマン、私を含め、触らぬ神に祟りなしをモットーに、我関せず…という人たちばかりのようで、これまで何事もなく、座れる人が 1人少ない状態が続いていたのですが…そんなありきたりな日常に棹差すように、ある日猛者が登場したのです! …しかも 2人も!!

第1幕
途中駅から乗車してきた男性…50歳前後でしょうか…なんと馴れ馴れしくも指定席男に話しかけます。「座りたいんでちょっと開けてもらえませんか?」…おまけに外側の膝を軽くタップ…しかし、指定席男は席を譲りません…話しかけた男性も粘りますが、指定席男は「いいじゃん!」の一声で一蹴…サラリーマンとしてはここが限界、話しかけた男性はここで座席を諦め…極まりが悪かったのか、場所を替えていました…いやいや、そんなに恥ずかしいことをしたわけではないと思いますが…。

第2幕
1人目の猛者により、ベールを脱いだ指定席男、周囲はその存在を再認識したわけで、その後何事もなく終点に着くはず…と思い込んでいた私は予想下手…。第1幕が降りてから乗車した女性…30歳前後でしょうか…女性ならではの身体能力(幅が短い…)を活かし、指定席男の隣りの空きスペースに座ります。さすがに背もたれにはスペースがなく、前かがみ…この時点では何事も起きなかったのですが…1駅過ぎたところで身体を起こし背もたれに背中を当てたところ…突然指定席男が躍動…なんと肘をその女性に向けて繰り返し当てます…その余波はさらに隣りにまで達しますが…そこには男性サラリーマン…コトを荒立てずに事態を静観…しかし女性はたまらず「止めてください」「座るんじゃねーよ」「だってここ 4人掛けですよ」「後から座ってきたんだから考えろよ!」…ここで女性もキレたのか「知らねーよ」と捨て台詞、このカウンターが効いたのか、指定席男はその後何度か肘を女性に当てましたが、スルーされて活動を停止…終点に着いて女性が肘鉄の余波を連動してしまった男性に謝罪していましたが…指定席男はさっさと降車して改札口へ…第2幕は…痛み分け…でしょうか…?

これら一連のできごとを見て最初に私が思ったのは…「落語にはいろいろな人が登場して、聞くと笑ってしまうけれども、ホントにそんな人がいたらば笑えないなぁ…」ということでした…が…指定席男が何かを病んでいるかもしれず…この世の中、何が正しいのかわからないなぁ…と思いなおしている今日この頃です…。





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最終更新日  2020.01.29 00:00:18
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