のぽねこミステリ館

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2005.02.02
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つぐみA
吉本ばなな『TUGUMI つぐみ』
~中公文庫~

 私、まりあは母親とともに、母の妹の一家が経営している旅館、山本屋に住んでいた。陽子とつぐみはまりあのいとこ。
 つぐみはとても体が弱くて、今までに何度も入院したことがある。しかし、その気質はとても強く、憎まれ口をたたく。しかし、そこに悪意はない。なにか、大きなものと通じているような存在。
 その姉、陽子は涙もろい、優しい女性。
 まりあの母は、父の愛人だった。父はもとの妻と正式に離婚し、まりあたちは山本屋を離れて東京に行き、父と三人で暮らすようになった。
 山本屋が、店じまいをし、ペンションの経営にうつるという。
 山本屋最後の夏、まりあはそこを訪れ、つぐみたちと過ごす。

 久々に再読。
タイトルの『つぐみ』は、この物語の主人公の名前。とても、澄んだ人だな、と感じた。

 「怒り」の章では(他の章にもいえるけど)かなり泣いてしまった。なんで悪意は存在するのだろう? とてもつらくなる。
 考え事をすると脱線してしまいそうなので、本書の感想はこのくらいで。うまくまとまっていなくて、ときどきこの書評をやめてしまおうかと思うこともある。でも、当初の目的は、あまりにも多くの小説を読むので、その内容と感じたことをメモしようとすること。じゃないと忘れてしまうから。自分の書評を読み返しても(ミステリでいえばトリックとか)内容を忘れてしまっていることもしばしばだけれど。
 ともあれ、当初の目的を果たすべく、この書評(もどき)は続けていこう。
 追記。文庫の表紙が素敵。

今日は岡大へ行ってきた。欲しい論文が収録されている雑誌が、ないことが判明。まだ正式に岡大の学生ではないので、他大学から取り寄せることもできない。入学まで我慢しよう。





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Last updated  2005.10.15 18:00:17
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のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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