2007.06.12
カテゴリ： 本の感想（か行の作家）
～2002年、講談社ノベルス～
霧舎学園シリーズ第二作です。それでは、内容紹介と感想を。
５月４日。霧舎学園のメールアドレスをもらえた琴葉は、棚彦を誘って学園のパソコン教室へ向かった。パソコンを確認すると、謎の差出人から、ピンクのハートと水色の矢の伝説についてのメールが届いていた。また、友人からのメールを開くと、少ししてパソコンがフリーズしてしまい…。二人よりも先にパソコン教室にきていた保がパソコン準備室に入ると、そこには、体をピンク色に塗られた女性の遺体が横たわっていた。
さらに、タレントのナオキが現場に慌ててやってきた。彼は、アイドルの弓絵に呼び出されてきたというのだが、被害者の女性は弓絵ではなかった。
こちらも、発売されてすぐに読んでいるので、５年ぶりくらいの再読です。パソコン教室でどうこうする話があったなぁと覚えていたのですが、この作品でしたね。
今回の付録は、しおりとして入っている羽月琴葉さんの学生証です。いやはや…。そして、それを単なる付録としないところが霧舎さんですね。
やはり、動機の部分はぱっとしないですが、謎の提示や、謎解きの過程は楽しく読めました。
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