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2007.08.03
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~光文社、2003年~

 悪戯組織ZOKUと、その悪戯に対処するTAIの戦い(?)を描いた、短編集です。5話ありますが、いつものような感想は書きにくいのですね…。まずは一言メモを。

Episode 1. Off the Beaten Path (第一話:ちょっとどきどき)
 ZOKUの悪戯は、暴走族のたてる音だけを鳴らず暴音族に続き、暴震族。TAIの技術士、揖斐と、TAI所長の孫娘野乃らが立ち向かう。
Episode 2. Poor at Manual Arts (第二話:苦手な秋・芸術の秋)
 ZOKUの一員、ロミ・品川は、野乃をやっつけるべく、野乃が苦手な図工を強要する。
Episode 3. A Simple Funny Story (第三話:笑いあり 涙なし)
 ZOKUに新たなメンバー、バーブ・斉藤が加わる。今度のいたずらは、暴笑族。 Episode 4. It's almost right. (第四話:当たらずといえども遠からず)

Episode 5. Facts are colored by prejudices. (第五話:おめがねにかなかった色メガネ)
 ZOKUの一員、ロミの後輩であるケン・十河の企画により、今度のいたずらは暴色族。

 先日、本書の続編『ZOKUDAM』を買ったので、再読したくなったのでした。 2003年に出ていたのですね。時間が経つのが早いですね…。

 ZOKUのボスの黒古葉さんと、TAIのボスの木曽川さんが友達で、ロミさんと野乃さんは仲が悪いですが、ただそれだけで、ZOKUとTAIが決して敵同士とは言えない様子がほほえましいです。
 読んでいてとても楽しいのですが(遠回しな表現や大げさな表現など、大好きなのです)、内容は上記のとおり、言ってみればしょうもなくて、そのしょうもなさが面白いという、そういう性格の物語ですね。
 水柿助教授シリーズあたりに書かれていたかと思うのですが、こう、読了後になにも残らない感じがたまりません。
 さて、次は『ZOKUDAM』を読むとしましょう。





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Last updated  2007.08.03 06:56:49
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