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2009.03.22
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~講談社ノベルス、2003年~
(愛蔵版『四季』講談社、2004年)

 『四季』シリーズ第2作です。背表紙にも書いてあるのでここにも書いてしまいますが、 『すべてがFになる』 の背景が描かれています。
 それでは、ごく簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
真賀田四季、13歳(1978年)~14歳(1979年)

 四季のために、妃真加島に研究所が作られ始めた。まだ論文は発表していないものの、彼女の才能は有名になっており、バックアップする人々も増えていた。

 そして、四季はさらに新藤との接近を試み…、その事件は起こる。
ーーー

 今回も、ネタを割ってしまうメモをしていますので、感想は文字色を反転しておきます。
(ここから)

 四季さんの世話役だった森川須磨さんが、アメリカで死亡します。このことに、四季さんが少なからず動揺するのが、なかなか印象的だと思います。
 遊園地で四季さんの首を絞めるのは、保呂草さんですね。こんなところで、彼も四季さんと(しかもこんなかたちで)接触していたとは…。
 遊園地の事件の現場には祖父江さんもいて、そして林さんも駆けつけるわけですが、四季さんが名前を問うのに、彼は答えます。「犀川といいます」と。『赤緑黒白』の記事でも、反転させた感想の部分に書きましたが、林さんというのは下の名前なのですね。そして…。
 高校生の頃の喜多先生と犀川先生が一緒にいるときに、紅子さんに会うシーンもなかなかどきどきしました。なるほど、こんな感じでS&MシリーズとVシリーズを結ぶ事実が明かされていったのかと…。綿密な設定ですよね。
 というんで、四季さんの事情も興味深いですが、二つのシリーズがリンクする過程を楽しく読みました。
(ここまで)

(2009/03/20読了)





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Last updated  2009.03.22 07:33:37
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