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2009.06.16
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~講談社ノベルス、2009年~

 松浦純菜&八木剛士のシリーズを終え、今度の新作は安藤直樹シリーズの第2ステージの開幕です。
 まずは内容紹介と感想を(特にネタにふれるつもりはありませんが、先入観なく本書を読まれたい方は、以下の記述にご注意下さい)。

ーーー
 好みの女を探していた零は、ファーストフード店で気になる女を見つける。偶然を装い近づいた彼女は、祥子といった。
 大きな航空写真でこの町のことを調べていた彼女は、作家の新理司の家を探しているという。新理の家は、ゴミ屋敷として町では有名だった。新理のファンなのかと問う零に、祥子は、新理を殺しにきたと答える―。
 自分は死なない。そういう祥子を家に連れ込んだ零は、事の最中に彼女を殺してしまう。遺体遺棄に失敗し、自首を決断した零だが、しかし祥子の遺体は消えてしまっていた…。
   *

 そして同様の事件が繰り返される。
 捜査にあたった真鍋たちは、事件の裏に萩原重化学工業が関係していることを知る。
ーーー

 なんとも内容紹介が書きにくいですが、本の厚さももちろんながら、物語のスケールの大きさにとても楽しめました。
 最近は、あまり登場人物について感想に書いていないように思いますが、今作では如月さんがあんなことになってしまったのがものすごく残念でした。真鍋さんもそうですが、警察の方々が素敵だったように思います。
 本作自体でもとても重厚ですが、しかしなんというか完結した感がありません。シリーズ第1シーズンもすっきりしない部分が残っていますし、あるいは今後つながっていくのでしょうか…。今回は安藤さんも登場しませんし…。
 ますます今後が楽しみになりました。

(2009/06/13読了)





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Last updated  2009.06.16 06:53:42
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