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2009.08.23
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~講談社ノベルス、2000年~

 ≪あかずの扉≫研究会シリーズ第2作です。
 それでは、内容紹介と感想を。

ーーー
 ユイが、中学校の頃の友達から島に招待された。彼女―金本鈴が住む、八丈島の近くにある竹取島に、 ≪あかずの扉≫一同は向かうことになる。
 しかし、行く前から咲の予言(?)によって、なにかの事件が起こる予感を一同は感じていた。「犯人はドラえもん」という謎の言葉、そして、鳴海が竹取島で死んでしまうという場面…。
 一足先に竹取島に向かったメンバーの後、竹取島に向かう真珠子という女性のボートに、カケルが同乗することになる。真珠子は月島で宝探しをしているということだったが、彼女は竹取島に向かわず、直接月島にボートを向かわせる。途中、月島の海岸から、なにか(遺体?)を捨てている二人組を目撃したカケル。月島に到着した真珠子は、そして顔なじみの警官に、カケルのことを不審人物として紹介したのだった。
 月島御殿と呼ばれる屋敷の座敷牢に監禁されたカケル。しかし隣の牢にはユイがいた。二人に食事を運んできた老人から、二人は島の事情を聞くことになる。

 そしてさらに、事件は繰り返される。
ーーー

 デビュー作『ドッペルゲンガー宮』同様、こちらも盛りだくさんの内容でした。
 一つの伏線からいくつもの解釈が導かれるため、後動さん自身もいくつもの解釈を検討しますし、そして鳴海さんも同じくいろんな解釈を提示しますので、なにやら混乱もしてきますが、しかしいくつもの事件にまつわる謎は魅力的でした。
 謎解き重視の本格ミステリです。

(2009/08/22読了)





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Last updated  2009.08.23 08:27:41
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