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2013.05.04
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~講談社ノベルス、2001年~


 著者と同名の探偵が活躍する、氷川透シリーズの長編です。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 女子大学で哲学講師をつとめる先輩・住吉に招かれた氷川。先にその研究室を訪れていた助手や、彼らのいるところにやってきた三人の女子大生をまじえ、住吉たちは推理小説談義に花を咲かせていた。
 しかし、女子大生のうちの一人―小杉が、住吉と二人で話をするために研究室をあとにしてから、事件が起こる。小杉が入ったはずのセミナー室では、警備員が、のどもとを刃物で切られ、絶命していた。さらには、小杉は、研究棟の屋上から、逆さに吊されていた…。
 研究棟の入り口はおろか、研究棟内の全ての部屋の開閉状況が記録されているなか、現場には不可解な点が多かった。 『真っ黒な夜明け』 事件で知り合った高井戸警部たちから捜査状況を聞きながら推理を進める氷川だが、今回は自分よりも名探偵にふさわしいのでは、と思われる人物がいた。住吉研究室での推理小説談義に参加していた一人―破壊的な話し方をする、祐天寺美帆である。
 祐天寺の方が優れた探偵では、と感じつつ、氷川は推理を進め…。
ーーー


 それにしても、こんな不可解状況での事件で、いくつも真相の可能性を描くのは、あらためてすごいなぁと思います。最近、なかなか考えながら読書ができないこともあり、ふと感じたのでした。
 引き続き、氷川さんの作品を再読していこうと思います。





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Last updated  2013.05.04 21:08:59
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