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2014.02.01
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 由利麟太郎&三津木俊助シリーズの3編の作品が収録されています。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

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「仮面劇場」 豪華遊覧船に乗っていた大道寺綾子は、海を漂う小舟に気づいた。近くにいた由利先生も一緒に見てみると、小舟にはガラスの箱が乗っており、その中には人が入っていた―。
 ガラス箱に入っていた美少年―虹之助は、盲聾唖の三重苦を負っていた。由利先生の反対も聞かず、少年の面倒を、綾子がみることとなるが、そこから、さらなる事件につながっていくこととなる。綾子が思いを寄せる男性の親族の家で、連続殺人事件が起こるのだった―。

「猫と蝋人形」 河の上にせりだした三津木俊助の妹の家の下あたりに、人形が流れてきた。人形の胸には、刃物が突き立てられていた―。俊助が妹の家に訪れ、妹の話を聞きながらも、気になるのはその部屋に飾られたマヨネーズソースのビン。そしてその夜、彼女の夫の死体が流れ着き…。

「白蝋少年」 ゾーッと身震いするほどの美少年と、醜い女の死体が、心中しているかのような状況で見つかった。しかし、少年は、死後一週間は経過していた…。
ーーー

 表題作は、かなり衝撃的な真相でした。壮絶な物語ですね…。ですます体を基調とした、珍しい文体でつづられていることもあり、その物語の壮絶さもあいまって、印象的な作品でした。

「白蝋少年」の意外な真相も面白いです。

※表紙画像は、横溝正史エンサイクロペディアさまからいただきました。





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Last updated  2014.02.01 13:02:02
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のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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