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2014.04.05
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~講談社ノベルス、2003年~


 前回に引き続き、関田涙さんの作品の紹介です。本作は、デビュー作 『蜜の森の凍える女神』 に続く、ヴィッキーシリーズ第2弾です。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 1年前―。風夏学園文化祭のメインイベントである「ミス風夏学園コンテスト」に、絶大な人気を誇るヴィッキーが現れなかった。実はそのとき、ヴィッキーは演劇部の生徒たちの依頼で、更衣室の密室に挑んでいた。密室の中には、小さな人形、無惨な猫の死骸、そして一年後に何かが起こるという、暗号めいた脅迫文があった。
 それから、一年後の文化祭の前に、暴力沙汰を起こして退学となった元生徒が復讐に来るという噂がたっていた。また、当日には食堂の窓ガラスが割られるなど、不審な出来事も起きていた。
 そしてついに、惨劇の幕が開かれる。演劇部の上演前の、鏡の殺人、密室状況のなかでの4人の死、屋上密室での死……。「スノウ・ホワイト」と呼ばれることとなる犯人は、脅迫状どおり7つの死を起こすのか。
 いくつもの密室や不可解状況に彩られた事件に、ヴィッキーが挑む。
ーーー


 刑事の一人が、高校という場(高校生たち)を異世界という風に表現しているのが、印象的です。本書が刊行されてからもう10年。私自身も、高校生活を終えてからの時間がどんどん長くなってきていると思うと、感慨深くもなりますね…。
 面白い言葉があったので、久々に引用しておきます。
何らかの基準で評価して優劣をつけること自体は悪くないじゃん。差別っていうのは、陸上競技で一番タイムがよかったのに、可愛くないからって、代表に選ばれないようなことをいうのよ






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Last updated  2014.04.05 21:14:52
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