のぽねこミステリ館

のぽねこミステリ館

PR

Profile

のぽねこ

のぽねこ

Calendar

2014.07.12
XML


~講談社ノベルス、2001年~


 石動シリーズ第3弾です。
 簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 1987年。マラルメを専門とするフランス文学者・瑞門龍司郎は、螺旋状の構造をもつ「梵貝荘」に隠遁していた。彼が開く「火曜会」という会合に、推理小説研究会の田嶋は、恋人が行くということで同行することとなった。
 瑞門本人はもちろん、俳優や文芸評論家など、集まったのは癖のありそうな人ばかり。さらに、名探偵だという水城という人物が現れる。
 そしてその夜、事件が起こる。二階からしか降りられない中庭で、一階に宿泊していた人物が殺されていたのだった。さらに、死体のまわりには、1万円札がばらまかれていた……。



 14年後。石動戯作は、鮎井郁介の名探偵・水城優臣シリーズが、現実の事件を元にしているということを知って衝撃を受ける。そして、編集者の男のすすめで、未刊の作品『梵貝荘事件』の再調査を行うこととなるのだが……。
ーーー


 14年前の関係者に石動さんが会っていくなかで、梵貝荘事件の関係者たちの人柄や変化が浮かび上がってくるのも良かったですし、いくつかのどんでん返しを含む事件の解決もわくわくしながら読みました。
 先日再読した 『ハサミ男』 は、大きな仕掛けのひとつを覚えていましたが、本作は例によってきれいさっぱり忘れていたので、新鮮な驚きを味わえたのも良かったです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.07.12 12:25:32
コメント(0) | コメントを書く
[本の感想(さ行の作家)] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 第2部第…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 脳科学に…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: