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2015.12.19
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~講談社ノベルス、2004年~


 二階堂蘭子シリーズの長編です。前作 『悪魔のラビリンス』 のほぼ直後の事件です。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

―――
 昭和45年(1970年)1月。二階堂蘭子のもとに、一人の宝石商が相談にきた。彼は、<魔術王>を名乗る仮面の男に襲われ、事務所向かいのビルで自分の知人女性が殺される状況を見せられる。しかし、一瞬の後、女性が殺されたはずの部屋は、事件が起きた様子は全く見られなかった。警察の調査でも、事件の痕跡は全く確認できなかったという。
 この事件は、さらなる事件の前触れでしかなかった。その後、北海道の名家、宝生家の関係者が次々と殺されていく。その最初の事件は、メフィストという魔術師の舞台の中で、大胆に行われた。衆人環視の中、メフィストは堂々と一人の女性を殺し、また一人の女性を失踪させる。自分自身も、閉ざされた会場からいつの間にか姿を消していた…。
 その後も、不可能状況での事件が繰り返されていく。
―――

 本書が刊行された頃に一度読んでいるので、もう10年ぶりの再読ということになります。これで、既読の二階堂蘭子シリーズは全て再読しました。

 チャールズ・ディケンズが発表した未完のミステリの真相が明かされるのも興味深いです。ディケンズがミステリを書いていたというのを初めて知りました。





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Last updated  2015.12.19 14:09:10
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