島田荘司『島田荘司全集II』
~南雲堂、2006年~
―――
『改訂完全版 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁』
『改訂完全版 嘘でもいいから殺人事件』
『改訂完全版 出雲伝説7/8の殺人』
『改訂完全版 漱石と倫敦ミイラ殺人事件』
―――
本書のあとがきでは、これらの作品が生み出された背景が語られます。光文社からのオファーで、吉敷竹史シリーズが誕生したこと、またこれらの4作品がすべて同じ年(1984年)に刊行されたことなど、興味深いエピソードが満載です。また、当時の文壇への強烈な批判も展開されています。
同封されている「月報」には、吉敷竹史さんという人物の誕生のきっかけをつくった、元光文社の編集者・竹内さんとの対談が掲載されていて、こちらも興味深いです。
さ行の作家一覧へ
島田荘司『伊根の龍神』 2025.03.29
杉本一文『杉本一文『装』画集[新装版]~… 2024.08.03
島田荘司『島田荘司全集IX』 2024.07.20
Keyword Search
Comments