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救急に8年 ICUに3年
配置上、急変、急死の場面に、何度となく立ち会う
何度立ち会ってもつらいし
力になれなかったことを悔やむ。
ただ、生があれば、死は必ずついてくる
対局というより
背中合わせのようにも思う
病気でゆっくり蝕まれていくこともあれば
事故で一瞬のこともある
よく、人助けができていいねと言われる。
人助けできたとしても
それは、元々その人に残りの人生があっただけじゃないだろうか
命運は、多分ある。
そんな中で、いつも考える
できたことより
うまくいったことより
凹むことのほうが、ずっと、何度も反芻するように思い出す。
あのとき、自分は、ちゃんとできていただろうかと
何年、この仕事を続けても考える。