RIKIにっき

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2015.05.27
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テーマ: 癌闘病記(421)
カテゴリ: ガンと生きてます
昨日抗がん剤が入って、一晩たったが今のところはおかげさまで元気にしている。

『楽勝』っぽいムードを感じることもあるのだが、いやいや、今回初めて使った抗がん剤だ、油断禁物!と己に言い聞かせておりまする。

さて。
そんな抗がん剤を体に入れるときというのは、大体が点滴からで。
しかも抗がん剤は『ヤバイ薬』扱いのため、「点滴は医師が行う」というルールが存在する。
そのため昨日の抗がん剤投与も、朝から主治医が私の枕元に来て針を刺していってくれたのだが。

点滴できそうな場所にある私の血管は、とーーーってもスマートで。
しかも抗がん剤治療を何度もしているから、その刺せそうな血管自体にもダメージが。


それでもその場に一人しかいない主治医は、代わることができないわけで。

でもまあいつもはやってみたら毎度一発、左腕の後側にある血管で必ずキメてくれる、かなりのゴッドハンド、かなりの手練れ。

…のはずの主治医、昨日は何かあったんか??
4度目のトライでようやく、点滴に成功。

ゲッソリした感じで、

「ポート、入れたほうがいいでしょうかねえ…。

と言い残し、ベッドサイドを去っていった。

ポート。
それは体の中の太い静脈に常に点滴を入れるための管が入った状態にしとくため、体の内部(といっても皮膚の下)に、その管と繋がったポートというものを埋め込み。
点滴の際には血管じゃなくその埋め込んだポートに針を刺すと、そこから管経由で太い静脈に点滴薬が入っていく…という仕掛けだ。


ま、病院サイドからすれば、毎回どの血管に点滴刺すか悩むより、「点滴」と名のつくものははすべてポートに刺せばよいわけで管理がぐっとラクになるわけだが。
患者サイドからすれば、毎回一発で針が刺さってくれるなら、そんな『体内になんか埋め込む』なんてやりたかないのが本音。

とはいうものの、主治医が大変そうなのはわかるからなぁ…。

抗がん剤治療後の夕方、主治医が回診に来たので

「センセ、ポートの話、朝してはったでしょ? ボートしててうちが日常生活でなんか困るようなことってあるん?」



「…ラジオ体操の時、腕が降ったりしにくくなるぐらいですかねぇ…。」

実際に自分の腕振りながら、主治医から真顔でご説明いただきました。(笑)

吹き出しそうになったが、笑うわけにもいかず

「えー、『ラジオ体操命』やから困るわぁ~。(  ̄▽ ̄)」

そこから少し話して、ポートはもう少し先の話として、主治医には今まで通り点滴を頑張っていただくという結論になったのだが。

今日の検温中、病棟の大ベテランナースにこの話をしたところ、

「えー、ポート入れるのって胸のこの辺だから、動かすの大丈夫よ~。それより太った人とか胸の大きな人とか、脂肪がついてる人のほうが大変なのよ」

…皮下脂肪に阻まれ、ポートに外から刺す針がしっかり入らなかったりすることがあるんですと。

それも怖いな。
ま、お腹まわり以外皮下脂肪がなく、

「胸?なにそれどこにあるの??」

な私にゃかんけーないけどさ。(>_<)

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最終更新日  2015.05.27 16:50:51
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