てまり - ねこ の独り言

てまり - ねこ の独り言

2003年09月24日
XML
カテゴリ: 過去
5月の連休も過ぎると、部活に本格的に参加しなければいけない。

文化系とは言え、一番 体育会系に近い分なんて事は知らなかった。
これが大きな間違いだった。
今、思うに私は母から見て、良い子を必死で演じていたように思う。
しかも、自覚の無いのが最大の問題だった。

1学期の部活は、1年生は慣らしということで、5時には下校となる。
しかし、母の勤務先も私が中学校入学と同時に遠くなったが、私の帰宅時間、も遅くなった。
下校時刻が遅いのと、通学にかかる時間が多くなったからだ。


家へ帰ってから、買い物へ出れば、既にお店は閉まっている。
そこで、学校の帰りに買い物をする事にした。

いつものスーパーはぎりぎりの時間だが、学校の側にもう1件ある。
こちらを利用すれば、何とかなる。

ある日、全校生徒の前で、先生が学校の帰りに買い食いをする生徒が多々見受けられる。その様な事は絶対にしないようにと、注意を受けた。
事実、帰りに菓子パンなどを買い、歩きながら食べる生徒はそれなりの数いた。

しばらくして、担任の先生に呼び出された。
今回は職員室だった。
先生は、あなたが学校の帰りに、買い物をしていると聞いたが、それは本当か?という。
私は正直に、はい。しています。と答えた。
先生はここで、鬼の首でも取ったように、嬉しそうになるのが感じられた。


と言われた。

私は、買い物はしていますが、買い食いはしていません。
と答えた。
先生が逆上しつつあるのを感じていた。
それはどういうことですか?


何人かの生徒が、帰りに菓子パンなどを買い、歩きながら食べるのは見たことがあります。
しかし、私はその様な行為はしておりません。

台所を任されているというお話は、以前しましたが、それは買い物も全て含めてです。
家へ帰ってから、買い物へ出かけては、既にお店は閉まっています。
運良く開いていても、必要な物を買うことが出来ません。
ですから、学校の帰りに買い物をしていました。
と私は答えました。

先生は、かなり怒りに震えながら、しかし、規則は規則ですから守らなければいけません。と言われた。そして、あなたの家には他にしてくれる人は居ないのですか?とも言われた。
これには、私自身驚いた。

なぜなら、他の先生なら、私は許します。
しかし、担任だ。
入学直後に、家庭の状況、という資料を提出させられていた。
そこには、我が家の家族構成、及び、親の勤務先が記されている。
そして、全校生徒に、生徒名簿も配られていた。
生徒名簿には、本人の住所、電話番号、親の勤務先が書かれている。
よそのクラスならわかるが、担任が知らないと言うのは だいぶ先生も混乱していると思った。

私は、母は先生と同業者であり、勤め先は小学校です。
うちは母子家庭で、母と私の二人家族です。
母は帰る時間が遅いので、私が買い物をしなければ、他にしてくれる人は居ません。と答えた。

しかし、先生は規則だからと言う。
私自身、切れそうになっていたが、
では、先生、お昼休みにでも、私の代わりに買い物をしていただけますか?
これがお金とメモです。
と、財布とメモを渡した。

もっとも、そのメモには財布の中身の金額では、通常ならば買えない分、メモされている。
なぜなら、野菜の値段、魚の値段は日々変化しているし、閉店前の半額セールを狙って、書かれている。
また、今日買わなくても、お金が余ったら買うという物も含まれていた。

財布の中身を点検し、メモと見比べていた先生は、黙って私にメモと財布を返した。
一言、わかりました。と言い、
帰りに食べないようにと、念を押された。

実は、この先生は、女性の先生だった。
ハイミスとか言われていたが、噂によれば、お母さんと二人暮し。
結婚をしたが、離婚し、お子さんは旦那さんの方に居る。
という噂だった。
狭い街の事だから、これは多分事実だと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年08月12日 22時04分32秒
[過去] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: