てまり - ねこ の独り言

てまり - ねこ の独り言

2003年10月09日
XML
カテゴリ: 過去
中学生時代、印象的な二人の先生が居ました。

もう一人は子育て真っ最中の、バリバリ先生。

この、年配の先生の担当授業は覚えていないのですが・・・
(覚えているはずは無い・・・眠る為に授業へ出席していたのだから 爆笑)
どんなに目が冴えていても、この先生の授業を聞いていると、途端に眠気が zzzzz

そして、この先生の特徴は、いつ作成したのかわからないボロボロのノートを持参。
?十年もの ??? 
と言いたくなるような、ノートで授業を行うのです。


でも、教科担任制の事と、毎年同じ授業を行うので、他のクラス、又は先輩などに頼み、ノートを貸してもらい、それを事前に写しておけば万事OK!
私は先輩より、○○先生の授業になった!と言ったとたんに、このノートあげる。と言われ、その先生の1年分の授業内容が書かれたノートを4月当初に頂いてしまいました。
もちろん、学年が上がった再、私もそのノートを後輩へ・・・

もう一人の先生は、どんなに眠くても、目が冴えて いつの間にか授業に集中してしまう先生。
この先生は社会の担当でした。
他の先生の授業は、出席率 半分以下 だったのに、この先生は90%以上でしたね。
それだけ、生徒を引き込むパワーがあった先生と言えます。

ある日の授業中、先生自身がおっしゃいましたが、自分の授業中に生徒が眠ると、1週間は再起不能になる・・・と。
だから、僕を落ち込ませるには、授業中に寝ることだと生徒の前で言ったのです。
しかし・・・これが絶対に眠気が失せる授業を行うのです。

そして、又、この先生もノートを持参で授業に臨むのですが、いつも私達と同じ、新品のノートを持ってこられました。

(大学ノートには罫線が太いタイプと、細いタイプがあり、A罫とB罫と言うように表記されています)
このタイプのノートを・・・と太い方を指定されました。

なぜなら、この先生は黒板を四分割して授業をされます。
左右の端には説明用の先生の落書きのような物。
これはノートに書かなくても良い。と言われました。

これが見開きになるように、ノートを使うために、行数まで指定 だったのです。

何回か先生のノートを覗いた事がありました。
先生のノートには 見開きで左右に少々の余白。
所々に説明用の落書きのような物が、書かれていました。

ある日先生はこう おっしゃいました。
中にはボロボロのいつ、作ったのかわからないノートを毎回持ってくる先生も居るが(一同 大爆笑)
僕は、毎回、1時間の授業をする為に、2時間かけてこのノートを作る。
なぜなら、教師として、教えるのが仕事なのだから、それでお給料を頂いているのだから、そのくらいは当然だ。とのこと。

この一言は私に大きく影響を与えた言葉です。
やはり、それでお金を頂いているのだから、それに値する授業を行うのが当たり前と。

現在、開店休業中ではあるのですが(笑)
たまに、先生・・・などと呼ばれるような事をすることがあります。
その時にいつも思うのですね。
思い出すのは この先生の授業の内容と、この一言。

そして、高校卒業後、和裁の専門学校へ行くのですが・・・
そこで、先生が
母がいつも申しておりましたが、
頂いた授業料を全て生徒様へお返しするつもりで、指導しなさい。
縫い賃も同じで、頂いただけ全部お返しするつもりで・・・

今、このように言える先生はどれだけ居るのか・・・
こういう先生が、生徒を支えていたと思います。
また、この社会の先生ですが、

僕は、君たちの学年4クラスと、別の学年2クラス行っているが、全部で250人くらいの生徒がいる。
たった、250人、全員の名前と顔を5月の連休までに覚えなければ、教師として、失格だと思う。
もし、これが出来なくなったら、僕は引退すると。

この先生のテストは、50点満点中、1問10点の小論文が必ず出ました。
この小論文には、模範解答が無いのです。
また、テストの範囲も関係ありません。
どのような内容が出るか・・・これは、テスト間近のニュースがポイントになります。

例えば・・・9/11にアメリカでテロが行われ、その結果アメリカは報復攻撃をしたが、これに対してあなたはどう思うか。

これが問題となります。
そして・・・
書いている内容を読みながら採点していると、名前はでていないのに(同じ問題だけまとめて採点するので、生徒氏名は見えない)
これを書いたのは、○○じゃないかな?と思い、名前を確認すると、やっぱり・・・と言うことも多いと。

そして、こういう事を言う子供の親は、こういう顔(人間)じゃないかな・・・と思いながら、名前を見て、親を思い出すと、やっぱり・・・

この先生が言った言葉で面白かったのは
親の顔が見たい と言うが、親の顔が見える だと。

長年、生徒指導をしていた先生ではあるが、(基本的に生徒指導の先生とは毎回相性が悪い)
この先生だけは、恩師と言うにふさわしい先生だと、私は思っています。



小論文で、夢中でそれにかかり、他の部分を解く時間が無くなり・・・
結果的に他の問題を白紙で出したことがあります。
当然、小論文はスペースが足りないので、裏面にびっしりと書き・・・

確か、あの時は・・・
テスト終了時に職員室へ呼び出され・・・
事情説明をさせられ・・・
時間が無くて・・・と答えて、その場で口頭で ランダムに出される先生の問題をその場で答え、白紙の分も満点にして頂いたような・・・

全ての先生が注目している中で・・・だったので緊張しましたが、こういう先生が居たからこそ、救われた私の中学時代でした。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年08月12日 18時20分10秒
[過去] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: