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2015.08.07
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  * 辞書を引かない人


    電子辞書は小学生、中学生の間でも広く普及しているようです。

    スマホでも平仮名を入力して漢字を知ったり、

    その意味をググったりしています。

そういう状況を念頭に置きながら、

    ここでは紙の辞書について話をさせて頂きます


    辞書を引く、辞書をひもとくという行為は、

    まず辞書を手にすることからは始まります。



    紙の辞書の場合は引こうとしている言葉が、

    大体どのあたりにあるかを、このときに推測しています。

    例えば、躊躇という言葉を引こうと思えば、

    その近所にありそうな中核、昼食、中庸

    などという言葉も浮かんできます。

    狙いをつけてページを開いたものの、

    まだた行の後半のページだったら、

    そのページから引き直します。

    躊躇を見つけて、その正確な意味を把握すると,

よほどの急ぎでなければ、

    隣接域の言葉の2,3は、



    隣に中朝、その隣に中腸が並んでいます。

    中朝は【朝廷】の意味で、【日本の朝廷の美称】でもあり、

    【中世、中古】という意味もあると解ります。

    中腸は【消化管のうち、内胚葉起源の部分】のことです。

    時間があれば内胚葉とは何かを調べます。



    興の赴くままに寄り道を重ねていたら、

    時間がいくらあっても足りなくなります。

    寄り道して知らずボキャは豊かになっていきます。

    紙の辞書は辞の深い林を渉猟する楽しみがあります。

    楽しみながら脳細胞を働かせ、

    記憶をより確かなものにしてくれます。


    かって僕は100歳超の健康長寿者約50人を取材しましたが、

    その人達に共通していたことは、

    大変まめだということでした。

    100歳丁度の男性は取材中、

    正月用の注連縄を綯う手を休ませなかったものです。

    102歳の女性は針仕事をしながら

    僕の質問に澱みなく答えてくれました。

    健康長寿者は、手や、指先を本当によく働かせていました。

    辞書をひもとく行為は手や、指先をよく働かせる行為そのものです。

    そのとき脳は一緒に働きだします。


    紙の辞書をまめに使い、その都度、

    ワクワクした知的興奮を味わえるのですから、

    脳は老化、鈍化している暇はないのです。

    皆さん、思いついたら紙の辞書をどんどん引いて下さい。











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最終更新日  2015.08.08 19:39:23
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