トラックバックありがとうございます。
この作品は大好きなんですけど、
いわゆる神の視点による演出が、
キューブリックの2001年を髣髴とさせられたのですが、
私だけでしょうか。。。 (May 19, 2004 12:49:43 AM)
この作品は大好きなんですけど、
いわゆる神の視点による演出が、
キューブリックの2001年を髣髴とさせられたのですが、
私だけでしょうか。。。 (May 19, 2004 12:49:43 AM)
May 17, 2004
テーマ： 最近観た映画。(40206)
カテゴリ： Cinema
今日はPTA総会の代休。ここ数ヶ月の念願であった映画館での新作映画鑑賞！ 夜もスカパーでと、映画三昧の一日であった。
宇都宮に昨年秋オープンしたシネコン MOVIX 宇都宮 にて「 ロスト・イン・トランスレーション 」（ソフィア・コッポラ監督・2003年・米）を視聴。月曜日はメンズデイ・スペシャルのため、入場料も1,000円とお得であった。
見たかった作品であり、期待しての鑑賞であったが、期待を裏切らない秀作であった。ただし、ハリウッド映画的な派手な展開や結末を期待すると、肩すかしを喰うのでご注意を。この映画でソフィア・コッポラが描こうとしたのは、一見すると決して劇的ではないが、リアルな日常世界であり、大人の人間としての繊細な心の襞であろう。そういった意味では彼女の処女作品「 ヴァージン・スーサイズ 」の延長線上にある映画であり、稚拙であった手法がようやく成熟した作品といえよう。
ホテル・パークハイアットを中心に東京を舞台とした映画であるが、日本の描き方が、他のハリウッド映画に比べもの凄くマトモであり、ソフィア・コッポラの瑞々しい感性が揺れ動く心理描写とストーリーの緊張感に発揮されていて、アカデミーでオリジナル脚本賞を受賞しただけのことはある。
主役のビル・マーレーとスカーレット・ヨハンソンの好演が光る作品だ。最近はテレビの画面に慣れっこになってはいたが、やはり大スクリーンの劇場での映画鑑賞は何ものにも代え難い。作品そのものにも脱帽ものだが、スカーレット・ヨハンソンが特にイイので文句なく☆☆☆☆☆
帰りに、美和村の隠れ家的喫茶店「 Le Temps（ル・トン）」で、手造りカレーを食べた。こだわりの年代物のオーディオから流れるジャズに身をゆだね、厳選素材に手の込んで愛情こもったカレーで、グリンピースのポタージュも絶品！ これからの季節は、新玉葱のポタージュになるそうだ。マスターとの話も弾み、愉しいひとときをすごした。マニアックなコレクターであるマスターと、物静かで笑みに気品のある奥様に感謝。
「二つの夢を食べる男」（南町三丁目商店街振興組合HP～特集・竹脇元治氏「旧市街地の中心街としての再生の道」） より。
夜はスカパーPPVで「 メイド・イン・マンハッタン 」（ウェイン・ワン監督・2003年・米）を視聴。ジェニファー・ロペス主演の、こちらもロマンチック・コメディである。ハリウッド映画でありがちな陳腐なシンデレラ物語の焼き直しだろうと、ほとんど期待せずに見たのだが、こちらはイイ意味で裏切られ、けっこうよかった……。かの有名な「プリティ・ウーマン」なんかより、格段にイイ。
ストーリー展開も、いちばん最後の結末こそ予測は出来たモノの、途中はそれなりに緊張感とリズム感ある展開で飽きさせずに、温かなヒューマンタッチが全編にわたり溢れる映画である。ジェニファーの上司である執事と息子の台詞は特に心に残った。挿入歌である ノラ・ジョーンズ "Don't know why" が耳に心地よい。
使い古されたシンデレラ・ストーリー、恋愛ドラマの手法ではあるが、この手の作品としては中身があるので☆☆☆☆
みなさん、TBとコメントを沢山ありがとう！ 昨日はTBするだけで精一杯だったので、TBとコメントくださったみなさんには、あとで伺ってコメントしますね。
宇都宮に昨年秋オープンしたシネコン MOVIX 宇都宮 にて「 ロスト・イン・トランスレーション 」（ソフィア・コッポラ監督・2003年・米）を視聴。月曜日はメンズデイ・スペシャルのため、入場料も1,000円とお得であった。
見たかった作品であり、期待しての鑑賞であったが、期待を裏切らない秀作であった。ただし、ハリウッド映画的な派手な展開や結末を期待すると、肩すかしを喰うのでご注意を。この映画でソフィア・コッポラが描こうとしたのは、一見すると決して劇的ではないが、リアルな日常世界であり、大人の人間としての繊細な心の襞であろう。そういった意味では彼女の処女作品「 ヴァージン・スーサイズ 」の延長線上にある映画であり、稚拙であった手法がようやく成熟した作品といえよう。
ホテル・パークハイアットを中心に東京を舞台とした映画であるが、日本の描き方が、他のハリウッド映画に比べもの凄くマトモであり、ソフィア・コッポラの瑞々しい感性が揺れ動く心理描写とストーリーの緊張感に発揮されていて、アカデミーでオリジナル脚本賞を受賞しただけのことはある。
主役のビル・マーレーとスカーレット・ヨハンソンの好演が光る作品だ。最近はテレビの画面に慣れっこになってはいたが、やはり大スクリーンの劇場での映画鑑賞は何ものにも代え難い。作品そのものにも脱帽ものだが、スカーレット・ヨハンソンが特にイイので文句なく☆☆☆☆☆
帰りに、美和村の隠れ家的喫茶店「 Le Temps（ル・トン）」で、手造りカレーを食べた。こだわりの年代物のオーディオから流れるジャズに身をゆだね、厳選素材に手の込んで愛情こもったカレーで、グリンピースのポタージュも絶品！ これからの季節は、新玉葱のポタージュになるそうだ。マスターとの話も弾み、愉しいひとときをすごした。マニアックなコレクターであるマスターと、物静かで笑みに気品のある奥様に感謝。
「二つの夢を食べる男」（南町三丁目商店街振興組合HP～特集・竹脇元治氏「旧市街地の中心街としての再生の道」） より。
夜はスカパーPPVで「 メイド・イン・マンハッタン 」（ウェイン・ワン監督・2003年・米）を視聴。ジェニファー・ロペス主演の、こちらもロマンチック・コメディである。ハリウッド映画でありがちな陳腐なシンデレラ物語の焼き直しだろうと、ほとんど期待せずに見たのだが、こちらはイイ意味で裏切られ、けっこうよかった……。かの有名な「プリティ・ウーマン」なんかより、格段にイイ。
ストーリー展開も、いちばん最後の結末こそ予測は出来たモノの、途中はそれなりに緊張感とリズム感ある展開で飽きさせずに、温かなヒューマンタッチが全編にわたり溢れる映画である。ジェニファーの上司である執事と息子の台詞は特に心に残った。挿入歌である ノラ・ジョーンズ "Don't know why" が耳に心地よい。
使い古されたシンデレラ・ストーリー、恋愛ドラマの手法ではあるが、この手の作品としては中身があるので☆☆☆☆
みなさん、TBとコメントを沢山ありがとう！ 昨日はTBするだけで精一杯だったので、TBとコメントくださったみなさんには、あとで伺ってコメントしますね。
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映画評面白いですね。
honmoku_dori
さん
コメントありがとうございました。映画お好きなんですね。面白いなぁ～と思いながら読ませていただきました。やはり目の肥えた方が見られるとソフィア・コッポラはうまいのかもしれませんね。
でも、残念ながら、今の私の趣味ではなかったです。どちらかと言えば、ラブアクチュアリの方が趣味に合いました。
しゃぶしゃぶの事「客に料理をさせるとは、、、。」って言ってましたね。そんな風に思った事なくて、笑えました。そういえば、お好み焼き屋もそうですね。 (May 18, 2004 05:34:15 PM)
でも、残念ながら、今の私の趣味ではなかったです。どちらかと言えば、ラブアクチュアリの方が趣味に合いました。
しゃぶしゃぶの事「客に料理をさせるとは、、、。」って言ってましたね。そんな風に思った事なくて、笑えました。そういえば、お好み焼き屋もそうですね。 (May 18, 2004 05:34:15 PM)
ロスト・イン・トランスレーション
Black Pepper さん
トラックバックありがとうございます。
「ロスト・イン・トランスレーション」は日本への見方がそんなに偏っていなかったので（むしろ「観光客」から見ればあんな感じなんだろうな、と妙に感心してしまいました）、新鮮に観れました。
スカーレット・ヨハンソンは最近「真珠の耳飾りの少女」も観ましたが、また新鮮な感じで良かったです。注目の女優ですね。
ビル・マーレイも良かったですし。いい映画でした。 (May 18, 2004 06:21:03 PM)
「ロスト・イン・トランスレーション」は日本への見方がそんなに偏っていなかったので（むしろ「観光客」から見ればあんな感じなんだろうな、と妙に感心してしまいました）、新鮮に観れました。
スカーレット・ヨハンソンは最近「真珠の耳飾りの少女」も観ましたが、また新鮮な感じで良かったです。注目の女優ですね。
ビル・マーレイも良かったですし。いい映画でした。 (May 18, 2004 06:21:03 PM)
はじめまして。
えふ さん
キューブリック？
aliz さん
映画通なんですね。
take さん
レイシズム批判は的外れ
katoler さん
はじめまして、トラックバックありがとうございます。私も大変気に入った作品ですが、日本人の描き方が、ステレオタイプで蔑視的だという受け止め方をする人もいるようです。おすぎとか大橋巨泉なんかも批判的なもの言いをしていますが、そうした見方は、全くあたらない、的外れなものと考えています。
(May 19, 2004 02:35:38 AM)
(May 19, 2004 02:35:38 AM)
Re:レイシズム批判は的外れ
epilogue さん
私もまったくそう思います。
言葉も通じないような旅先で孤独な思いをして、自分のアイデンティティ自体が不確かになってしまうようなぼんやりした不安って誰にでもありますよね。
そういう曖昧な気分を映画として定着させるのは、やっぱり作り手の技とか、誠意だと思います。 (May 19, 2004 02:46:44 AM)
言葉も通じないような旅先で孤独な思いをして、自分のアイデンティティ自体が不確かになってしまうようなぼんやりした不安って誰にでもありますよね。
そういう曖昧な気分を映画として定着させるのは、やっぱり作り手の技とか、誠意だと思います。 (May 19, 2004 02:46:44 AM)
Re:ロスト・イン・トランスレーション～ル・トン～メイド・イン・マンハッタン(05/17)
＞どこかで見たことのあるようなマスターが気になり
すごい出会いですね！
お休み、とっても充実していて、よかったですね。
映画で最近見たもの…といえば、
honmoku doriさんが書いていた、「ラブアクチュアリ」。
テンポがよくって、見終わったあと、さわやかな気持ちになれたような気がします。
…rugermanさんのように、上手な感想が言えないけど。（笑） (May 19, 2004 05:53:25 AM)
すごい出会いですね！
お休み、とっても充実していて、よかったですね。
映画で最近見たもの…といえば、
honmoku doriさんが書いていた、「ラブアクチュアリ」。
テンポがよくって、見終わったあと、さわやかな気持ちになれたような気がします。
…rugermanさんのように、上手な感想が言えないけど。（笑） (May 19, 2004 05:53:25 AM)
こんばんは♪
ゆっき～3388
さん
トラックバックありがとうございます。
なんだかうんうん、と納得できる感想で、レビューの書き方がとても上手ですね～。
私はまだ「ﾊﾞｰｼﾞﾝ･ｽｰｻｲｽﾞ」観てないのでＤＶＤ借りて観てみます。
(May 19, 2004 10:52:05 PM)
なんだかうんうん、と納得できる感想で、レビューの書き方がとても上手ですね～。
私はまだ「ﾊﾞｰｼﾞﾝ･ｽｰｻｲｽﾞ」観てないのでＤＶＤ借りて観てみます。
(May 19, 2004 10:52:05 PM)
公式サイト
月の風 さん
TBありがとうございます。
日本を撮った外国映画、見る人によって色々な意見が出てきます。
公式サイトのＢＢＳも賛否両論、結構盛り上がって手面白いです。
個人的には、凄くまともに日本を描いていると思います。 (May 19, 2004 11:24:00 PM)
日本を撮った外国映画、見る人によって色々な意見が出てきます。
公式サイトのＢＢＳも賛否両論、結構盛り上がって手面白いです。
個人的には、凄くまともに日本を描いていると思います。 (May 19, 2004 11:24:00 PM)
初めまして
すなふきん1970
さん
ぼくの書いたものは批評なんてものではなくて、ただの感想なのですが、読んでいただいたようで光栄です。しかしこの映画、ぼくには残念ながらセンスが良いってことだけしか分かりませんでした。
(May 20, 2004 12:26:02 AM)
Lost in Translation
Keita さん
初めまして、TBありがとうございます。随分前のレビューだったんですが、目を通していただけたようで光栄です。
偶然、昨日LITのサントラを知り合いから借りることが出来たので、私もまたLITモードに逆戻りしております。サントラもなかなか良いですよー。 (May 20, 2004 09:10:06 AM)
偶然、昨日LITのサントラを知り合いから借りることが出来たので、私もまたLITモードに逆戻りしております。サントラもなかなか良いですよー。 (May 20, 2004 09:10:06 AM)
こんにちわ。
みなこ さん
トラックバックありがとうございました。楽天でもトラックバックできるようになったんですね！
スカーレット・ヨハンソン、良かったですよね。でも彼女、1984年生まれなんですよね…20歳にはとても見えない、ある意味すごく驚きです。
ではでは。 (May 20, 2004 02:11:10 PM)
スカーレット・ヨハンソン、良かったですよね。でも彼女、1984年生まれなんですよね…20歳にはとても見えない、ある意味すごく驚きです。
ではでは。 (May 20, 2004 02:11:10 PM)
トラックバックのお礼
モズハ
さん
Re:ロスト・イン・トランスレーション～ル・トン～メイド・イン・マンハッタン(05/17)
哲０７０１
さん
トラックバックとコメントをありがとうございました。
盛り上がりがないドラマだと思いながら観ていましたが、あれでよかったと思います。
「ひとつの映画は、出演俳優についてのドキュメンタリーである」ということだと思いました。 (June 12, 2004 05:42:08 PM)
盛り上がりがないドラマだと思いながら観ていましたが、あれでよかったと思います。
「ひとつの映画は、出演俳優についてのドキュメンタリーである」ということだと思いました。 (June 12, 2004 05:42:08 PM)
トンデモ映画
qの休息 さん
海外に日本への誤解をうむ映画だね。
おすぎは何言ったか知らないが、大橋巨泉の言うことももっともだと思う。
こうやって「目くじら立てる必要は無い」の一点張りが日本への誤解を大きくしていくんだ。結果、変な国JAPANの出来上がり。ひはんしないのなら今後日本が情報戦に勝つことは出来ない。 (May 2, 2013 01:55:04 PM)
おすぎは何言ったか知らないが、大橋巨泉の言うことももっともだと思う。
こうやって「目くじら立てる必要は無い」の一点張りが日本への誤解を大きくしていくんだ。結果、変な国JAPANの出来上がり。ひはんしないのなら今後日本が情報戦に勝つことは出来ない。 (May 2, 2013 01:55:04 PM)
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