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2つの図を見比べればジェット気流の北側は雲がなく乾燥していて、南側は雲があり湿っていることが分かります。下図はともに3/10の9時の赤外画像と200hPa高度の天気図です。実線は等高度線で破線は風速(ノット単位、1ノット=1.852km)
→はジェット気流の位置。
道南と朝鮮半島を結ぶラインに強風軸が存在し、北側では渦は反時計回り(=正渦度)、南側では時計回り(=負渦度)になります。渦度0付近に強風軸があり、それにそって南側に雲域が広がっています。北と南では気塊の性質が異なるため、強風軸の上下によって日本の多様な天気が形成されるのです。

南の台湾付近にも強風軸があります。
なぜ存在するのでしょうか。ヒマラヤ山脈やチベット高原で気流が南北に分かれ。性質が異なって成長し再び日本付近で合流するためです。低気圧も次々と東シナ海や南シナ海で発生します。地形との合同
作業によってわが国の天気が生まれます。春夏秋冬+梅雨ということです。
風速は100ノット、時速185kmですから、ここを低気圧も高気圧を台風も飛びこすことはできません。お天気の分水嶺です。
北側の強風軸:寒帯前線ジェット気流
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