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2007年09月25日

お・ばんざい～いやな前妻

テーマ：どんなテレビを見ました？(82857)

カテゴリ： TVドラマ

前妻の奈々子登場。
うまーくいやな女を演出した脚本がいい。お金はないけど義理と人情に厚いくるみとの対照もいい。ばかみたいな脚本のドラマを毎朝見ているおかげで、これだけで感動してしまう。

棟雄と奈々子が別れたとき、一瞬桃太郎と苺がすれ違う。この演出がキーポイント。奈々子は10年ぶりとはいえ、苺なんて赤ちゃんだったとはいえ自分の子どもにまったく気づかなかった。それを見ていた棟雄。

苺の上昇志向（夢見る夢子さん）からいくと、この「ほんとのお母さん」は嘘みたいな展開なんじゃないだろうか。絵を描くのが大好きな桃太郎も以前、凱旋門の写真をデッサンして「行きたいな」とつぶやいていたエピソードがある。今日奈々子の口から「絵が好きならパリの学校で勉強させてやれる」という言葉の伏線だったのか。

自分にはお金がなくて子どもに貧乏させてしまう。風太郎と離婚したとき、子どもを置いてパティシエの夢に向かった自分のことをそう語る奈々子。お金がなくては子どもを幸せにできなかったのだという言い訳をするだけでなく、だから今お金のないくるみには子どもを幸せにできないのよ、という圧力さえかけてくる。いやな女炸裂。綺麗だし上品だし口は立つし横山めぐみだし（笑）

展開としてはわかっちゃいるんだけど、いい味だしてますわ。

あ、タコさん、大工の作業場で煙草加えたらだめっしょ。火気厳禁だよ。

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